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“おんりー!!”
どうして君はこんなにも眩しいんだろう。
いつだって元気で、
面白くて、
優しくて、
誰にでも好かれる。
だからこそ分からない。
“おんりー、僕と付き合って欲しい。”
幾万もの選択の中
どうして俺なんかを選んだの?
女性ほど華奢じゃない、
手も骨張っていて柔らかくもない、
それに君みたいに整った顔でもない。
だけど、
“…おんりー?”
君に名前を呼ばれる度、
“おんりー、いい?”
君に求められる度、
自惚れてしまう。
(自分は彼に必要とされているんだ。)
(こんな自分でも愛してくれる人がいるんだ。)
と、更に駄目になっている気がする。
もう君から離れられ無くなってしまった。
こんなになってしまったのは、
全部君のせいだからね。
「おらふくん。」