テラーノベル
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『かわいすぎるから』
大森さん→ m「」 攻め
若井さん→ h「」 受け
涼ちゃん→ r「」 見守り
全4000文字以上 長いです
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hiloto side
俺は最近悩んでることがある
それは…
h「元貴〜」
m「…」
h「今日家行ってもいーい?」
m「だめ」
h「えっ?!なんで!」
m「…とにかくだめ」
h「なんでぇ、」
m「じゃあ僕先帰るね」
バンドメンバーである元貴が
俺に対してだけすごく冷たいこと
〈ガチャ〉
h「はぁ…」
今の聞いてた?ひどくない?
ちょっと前までは
「いいよ〜」
って言ってくれたのに!
ちなみに、俺と元貴は少し前から
付き合っている
付き合いたての頃はずっと
デレデレにこにこしてくれてたのに…
今はすごく冷たいし真顔だし
俺のこと…嫌いになった…?
r「元貴〜若井〜飲み物買ってきたよ〜」
h「涼ちゃん…」
r「あれっ元貴は?」
涼ちゃんは俺と元貴のために
飲み物を買いに行ってくれてた
それなのに元貴は先に帰っちゃった…
h「りょうちゃぁ〜ん 泣」
r「えぇえ!どうしたのぉ!」
r「なるほど…元貴が若井にすごく冷たいと…」
俺は最近悩んでることを
涼ちゃんに打ち明けた
h「そうなのぉ 泣 元貴、涼ちゃんに対しては普通でしょ?」
r「うん、普通だね。いつも通りの元貴だよ
冷たいと感じる時はあんまりないかな」
話を聞くと、涼ちゃんに対しては
笑顔を向けるし
スタッフと話してる時も
笑顔で楽しそうに
話してるそうだ
h「なんで俺にだけぇ!泣 まさか…!
ほんとに俺のこと嫌いになったんじゃっ…!」
r「だっ、大丈夫だよ…!たぶん… 」
h「たぶん、ね…泣」
多分と言うことは元貴に
嫌われてる可能性は
十分あると言うことで
俺はさらに気持ちが沈んだ
h「はぁあ〜…泣」
r「うーん……。…あ!そーだ!!」
h「え、?」
少し悩んだ後、涼ちゃんが
大きな声を出した
r「ねぇねぇ若井!僕にしては
すごくいいアイディアを思い浮かんだよ!」
h「僕にしてはって…
自分で言っちゃってるし…」
r「ズバリ!元貴、嫉妬作戦〜!」
h「元貴嫉妬作戦…?」
話を聞くと、俺と涼ちゃんで
たくさん絡み合って
元貴を嫉妬させようという
作戦らしい
なんだか、涼ちゃんらしい
単純な作戦だな…笑
r「それでもし元貴が嫉妬してるような
素振りを見せたら、まだ若井のこと好きってことじゃん!?」
h「確かに!涼ちゃん天才!!!」
俺も意外と単純だったかも
今日は元貴嫉妬作戦の日!
元貴がどんな反応するのか、
結構気になる!楽しみ!
h「りょーちゃーん」
r「んー!どうしたの若井ー!」
h「ぎゅーして!」
r「いーよー!おいでー!」
今元貴は…
m「〜〜、〜〜〜 笑」
スタッフと楽しく喋ってるみたい…
h「涼ちゃん!」
r「ん〜?」
h「よいしょっと」
r「わ、急にどうしたの若井〜」
h「えへへ!」
俺は涼ちゃんの方を向いて
涼ちゃんの膝に座った
元貴は…
m「〜♪〜〜♪」
鼻歌を歌いながらスマホをいじっている様子…
なんだよ!?全く嫉妬してる
感じないじゃん!?
やっぱり、元貴は俺のこと…
ryoka side
結局、元貴はあれから
嫉妬してる素振りは見せなくて、
若井の表情はどんどん暗くなっていった
r「若井…大丈夫…?」
今、元貴は僕と若井の
アイスを買いに行ってくれている
だから若井と僕の2人だけ
h「大丈夫じゃない…なんで… なんでぇえっ 泣」
r「っ!!泣
若井ぃ 泣」
若井に釣られて僕も
涙が出てしまった
h「うぅっ 泣 なんで涼ちゃんまで泣いてんのぉおっ 泣」
r「ごめぇんっ泣つられなきぃ 泣」
それから数分2人で泣いた
m「ただいま〜…あれ、若井は?」
あの後、
若井は少し泣いて
帰っていった
その数分後、元貴がコンビニから
帰ってきてきょとんとした顔をしていた
m「なんだよ…せっかく若井の分も買ってきたのに」
r「っ…怒」
〈バンッッ!!〉
m「ぅわっ!?なに!?」
r「なにじゃないでしょ!?
若井がこうなったの、元貴のせいなんだから!!」
m「はっ?」
僕は
今まで我慢していたものが
すべて溢れ出てしまった
r「若井、元貴に嫌われたかもって!
泣いてたんだよ!?若井がかわいそうだよ!
なんで元貴はそんな普通の顔して
若井に冷たくできるの!?
元貴に冷たく対応された若井の気持ちがわかる!?
僕だったら若井に絶対そんな思いさせないのに!泣」
m「りょ、涼…ちゃん…」
r「ハァ、ハァ、…ごめんッ…」
言ってしまった…
元貴、俯いちゃった…
どうしよう、僕のせいで、
ここの空気が悪くなっちゃった、
あーもう、なんでこんなこと
言っちゃったんだろう…
うわぁ…
m「…涼ちゃん、」
r「…?」
m「これ、言い訳にしか…ならないかもしれないけどさ、」
r「…うん、」
そう言うと、元貴は
冷たく対応してしまった
理由を話してくれた
理由は…
m「…若井が、最近可愛すぎて…//」
r「……ん?」
motoki side
最近、若井が可愛すぎる
〜
h「元貴!みてみて〜!」
h「もとき〜!」
h「もとき…♡」
h「もとき!ふふ、すきだよ!」
〜
m「はぁ〜…かわいぃぃ…///」
頭を抱えるほど可愛くて、
どうしようもなかった
これ以上若井と近づくと、
僕の理性が壊れると思い
少し距離を置くことにした
でも、距離を置こうと若井に言うと
きっと悲しむ、泣いてしまう
と思い言えなかった
r「そう、だったんだ…」
m「ごめん、ほんとに…
全く嫌いになったとか、どうでもよくなった
とかじゃないんだけど…まじで、可愛くて…」
r「そっかぁ…でもよかったぁ
元貴が若井のこと嫌ってなくて…」
m「うん、まじでごめんね…」
涼ちゃんは安心したのか、一気に
体の力が抜けたように見えた
r「じゃあそのこと、ちゃんと
若井に伝えるんだよ。」
m「うん、そうだね。」
僕は手に鍵を持って若井の家へ向かった
hiloto side
〈ぴんぽーん〉
h「はぁい…」
帰ってお風呂に入り
気分を良くするために、
ギャグアニメを観ていた
すると、インターホンが鳴った
誰かなと思い、出てみると…
m「若井…」
h「へ…?!も、元貴!?」
びしょびしょに濡れた
元貴がいた
動画に夢中で気づかなかったけど
結構激しく雨が降ってたみたい。
h「やば、びしょびしょじゃん…!?」
m「若井、俺、若井に伝えないといけないことが…」
h「た、タオル持ってくるね!ちょっと待ってて〜っ!汗」
あんなことがあってから、なんだか
元貴と話すのが怖くなってしまった
今も、怖い
別れ話をされるんじゃないかって
また冷たい対応をされるんじゃないかって
話を遮るように、話から逃げ出した
m「若井、タオルありがとう
あのさ、さっき言ってた話なんだけど…」
h「やっぱり、そのままじゃ寒いよね、!
お風呂入ってきな!!ほら!いってらっしゃいっっ…!」
〈バタンッ〉
m「…」
m「若井、出たよ
着替えとお風呂ありがとう」
h「うん…」
「「…」」
き、気まずい…
きっと元貴は、別れ話をしにきた
それを分かった上で話を
するの…辛いな
それだったらこのまま
気まずい空気が流れたほうがマシ
m「若井、さっきの話…」
h「ッッ、ごめん、俺眠くなってきたかも
泊まっていいから、元貴ももうねな…」
〈ガシっ〉
h「っ!?」
m「お願い、逃げないで
なにも言わなくていい、話を聞いてくれるだけでいいから」
h「っ、…
…わかった…」
h「そう、だったの…?」
m「うん…。
うわぁ、恥ずいっ///」
元貴は恥ずかしくなって、
顔を手で囲っている
多分見えてないけど
俺も顔は真っ赤
だって、可愛いって理由で
避けられてたんだもん
恥ずかしいよ
h「ご、ごめん…俺、勘違いして…//」
m「いや!謝らないで!
若井なんも悪くないから!ガチでまじで!
悪いの全部俺だから!」
h「そんな、全部ってことは…」
m「いや、全部俺が悪い。
…ほんっとにごめん…」
そう言うと、元貴は土下座をしてきた
h「え……」
なんだか…
h「ぷ、あっはは!笑」
m「え!?ちょ、なんで笑うの!?」
h「だって、謝る時土下座なんて
元貴らしくないんだもん!笑
あはっはっはっ!笑」
m「ちょ、…もう、笑笑
ふ、アハハハッッ!!笑笑」
久しぶりに
2人で笑い合えた気がする
h / m「おはよーございまーす!!」
r「おはよー2人とも!
今日はいつにも増して元気だねぇ」
h「うん!あのね!仲直りしたんだ!俺たち!」
r「そっかぁ!よかったねぇ!」
h「うん!」
〈なでなで〉
h「えへへ〜」
m「ちょ、ちょちょちょ!」
r / h「ん?」
m「なになでなでしてるの!?
若井も、えへへじゃないから!」
r「…あれ、元貴嫉妬してる?笑」
h「へ…?してるの…?」
m「んんん…あ゛ぁもう!
そうだよしてるよ!!//なんか文句あっか!?///」
r「だってぇ〜よかったね若井〜笑」
h「えへ、嫉妬してくれたんだ…///」
m「ちょ、おい!?!?なでなでを続けるなぁっ!!?」
End.
コメント
2件
やっぱり平和なもとぱはいいですね!!!!!