テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
1週間後
隼也と由里子が実家に帰って来た
由里子:ただいま〜
隼也:ただいま〜
保奈美:おかえり〜
敦子:おかえりなさい
由里子:え!?あっちゃん!?
隼也:え、マジ!?
敦子:お久しぶりです!
由里子:久しぶり〜!元気してた!
敦子:はい!
敦子:隼ちゃんも久しぶり!
隼也:お、おう…
隼也:(何であっちゃんが家にいんの…?)
隼也は敦子がいる事に疑問を抱いていた
保奈美:2人とも仕事は順調?
由里子:順調だよ
隼也:俺も
保奈美:なら良かった
敦子:…
隼也:あのさ
保奈美:ん?
隼也:あっちゃんいるのは何かあんの?
敦子:え…?
保奈美:ちょっと隼也、聞き方!
隼也:いや…旦那いんのに俺ん家に来て大丈夫なの?
保奈美:あっちゃん、説明してあげて
敦子:はい
隼也:…?
敦子:スゥゥー…
敦子:…私…知らなかったの
隼也:え?何が?
敦子:隼ちゃん…脅されてたんでしょ?
敦子:私の旦那に。近づくなって
隼也:…!!何でそれ…
敦子:亜嵐くんから聞いたの
敦子:表では何となく幸せを演じてたんだけど終わった後すぐに問い詰めたよ…
それは、披露宴終了後での事…
敦子:…ねぇ、どう言う事?
田中:は?何が?
敦子:隼ちゃんに何言ったの?
田中:何の話だ。まず隼ちゃんって誰?
敦子:とぼけないで!私全部知ってるから
田中:だから何がだよ!?
敦子:隼ちゃんに私に近づいたらぶっ殺すって脅してたんでしょ!?
田中:うるせぇ!そんなの知らねぇ!
田中:大体あんな地味なやつと一緒に過ごして来た事がおかしいんだよ!
田中:アイツより俺の方が絶対かっこいいはずなのに、あっちゃんはあんなヤツとずっと仲良くしてたんだろ?
敦子:あんなヤツって何よ!私にとってはかけがえのない男の子なの!
田中:知らねえよ!俺がいるのに何で他のヤツ庇うんだよ!俺の事好きじゃねぇのかよ!
敦子:私があなたを好きになった事なんかこれまで一度もない
田中:ふざけんな…!
敦子:私は行くから。そして離婚ね
田中:おい、待て!俺を置いてく気か!
敦子:当たり前でしょ?私の最愛の人を傷つけたからね
田中:は…?そんな事で離婚すんのかよ…
敦子:そんな事って何?
敦子:私にとってはそんな事じゃないし
敦子:じゃあね。この日以降あなたと会う事は絶対にないから
田中:あっちゃん!考え直してくれよ!
田中:俺も変わるから!
敦子:絶対に嫌!本当にさよならだからね
田中:そんな…あっちゃん…待って…!
田中:俺の夢が…
……