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アラスターside
アラスター「・・・前にも言いましたが・・・・・・」
アラスター「やはり、貴女には笑っている顔がよく似合う」
アラスター「・・・見事でしたよ。貴女の宣戦布告は」
ヴォックスに対して彼女が抱いていたであろう恐怖。
それに対し頑として立ち向かった彼女の強さはたいしたものだった。
しかし、その根幹にあるのはやはり、”誰かの為に”という信じがたい感情らしい。
アラスター「“大切な仲間のために”・・・・・・前にも言いましたが、やはり理解しがたい感情です」
〇〇の治癒魔法のおかげで塞がった傷を指先で摩りながら立ち上がる。
そうして見下ろした彼女の姿は、よくよく見れば既にボロボロだ。
ヴォックスの元にいる間、手酷い扱いを受けたのだろうとすぐ分かるほどに。
そんな目に遭っても尚、まだ “人のために”などという感情を優先させる。
――――きっとこれが、〇〇という存在なのだ。
アラスター「理解しがたいものですが・・・・・・」
アラスター「・・・・・・いかにも、貴女らしい」
〇〇「!!」
・・・降参だ。
俺の理解の範疇を軽々と飛び越えてくる、優しさと危うさを兼ね合わせたような彼女。
人間は誰しも、極限状態でこそその本性が垣間見えるものだ。
根っからのお人好し――――どこまでも地獄には似つかわしくない彼女を表わすのなら、これが一番似合っている。
コメント
5件
アラスターさんの「降参だ」という言葉、すごくグッときました。彼にとっては理解しがたい“誰かのために”という感情——でも、それこそが彼女の本質で、認めざるを得なかったのが伝わってきます。傷だらけでも立ち上がる姿と、それを見守る視線の温かさに、じんわりしました。彼女の優しさと危うさ、確かに地獄に咲く花のようです🌷