杏耶side
杏耶「そろそろ、詰め所に帰るか。」
望花「うん。」
=======詰め所========
杏耶「ただいま。」
望花「ただいま〜。」
遥花「おかえりなさい。」
遥花だけか。
望花「そう言えば、杏兄、なんでここを詰め所って言ってんの?。」
…そういやぁ、そんなこと考えたことねぇな。
杏耶「ん?。そういや何でだろうな。俺も知らねぇ。広斗なら知ってると思うぞ。」
望花「その広斗さんは?。」
遥花「広斗兄さんは、他の隊員の稽古に行ってますけど、それよりも『杏兄』ってなんで急にあだ名になってるんですか?。」
杏耶「こいつが勝手にあだ名で呼んでるだけだ。」
望花「ひど〜い。杏兄が『さん付けすんな』って言ったのに、、、、」
杏耶「言ったが、あだ名で呼べなんて言ってない。」
望花「んじゃぁ、広斗さんのところに行きますか〜。」
完全に無視したな。
杏耶「無視すんな。」
望花「ん、なんのことかな?。」
杏耶「お前、しばくぞ。」
望花「はいすいませんでした。これから気をつけます。」
そう言いながら土下座する望花。それを見た遥花が、、、、、
遥花「ハハッ、早速、望花さんを従えたんですね。」
杏耶「知らねぇよ。」
望花「まぁまぁ。広斗さんのとこ行こ。」
杏耶「はいはい。」
===特訓所===
広斗「おら、また左手が遊んでんぞ。」
隊員「すいやせん。」
広斗「片手で腹筋500回。」
隊員「イエッサ。」
久々にこの光景を見るな。
望花「うわ〜。やってるね。」
杏耶「相変わらずだな。」
遥花「ですねぇ。」
広斗「お、お前ら来てたか。」
杏耶「おう。」
遥花「そうだ。望花さん、あなたも特訓、すればいいじゃないですか。」
望花「う〜ん。どうしよっか。」
広斗「するなら、俺か、杏が相手するぞ。」
杏耶「とりあえずやってみるっていう手もあるぞ。」
望花「じゃぁ、やる。強くなる。」
広斗「そういやぁ、おめぇさんの能力はなんだ?。」
そういや、知らなかったな。
望花「私の能力は、血行操作と、火炎操作だよ。」
杏耶「そうか。」
俺と似てる能力だな。
広斗「おぉ、杏と似てる能力だな。なら、相手は、杏の方が良いな。」
杏耶「………わかった。俺が相手する。遥花はやんねぇのか?。」
遥花「いいですよ。私は、見てるだけで十分ですよ。」
杏耶「そうか…………。」
望花「それなら、杏兄戦ろう〈やろう〉。」
それじゃぁ、お手並み拝見するとしますか。
望花side
よし、本気の戦いだ。ここなら思いっきり暴れられるぜ。
(望花は戦いとかでスイッチが入ると性格が変わる二重人格です。主dy)
そして、始まった、ガチとガチの楽しい遊びが。
杏耶「始めんぞ。好きなように攻めてみろ。」
望花「おう。」
そのまま私は単純に殴ってみた。
そしたら、そのまま弾かれ
杏耶「単純すぎる。」
という言葉をもらった。
けどなぁ。これが狙いなんだよ。
杏耶は腹を殴ろうとしてきたが、その手を掴み、
望花「オラァ!!。」
と投げ飛ばしました。
そして、杏兄はガンっていう音とともに壁にぶつかった。
杏耶「い゙、、てぇな。」
そう言いながら攻め込む杏兄、お互いに本気の殴り合い。めっちゃ楽しい。
杏耶「手加減しねぇから、てめぇもすんなよ。」
望花「もちろん。それが真剣勝負。」
そして、私は、指を噛んで、血を流した。その血で刀をつくった。
杏耶「そう来るか。」
そう言いながらあんたも炎で剣をつくってくんじゃん。
そして、私は、杏兄の間合いに入った途端、刀を短刀にしてぶつけた。
一応切れないように調節してあるけどあたったら結構痛いからねぇ。と思ってたら、
杏耶「わかってんだよ!!。」
ぶつけたはずの短刀を投げた。バレてんのかよ。
そうして、時間は過ぎ、訓練は終了。結果は完全敗北。んで、始め以外当たんねぇんだよ!!。
杏耶「結構、強いじゃねぇか。」
広斗「あぁ…。俺の予想はるかに超えてたぞ。」
望花「まだ……一撃…しか……当てて…ないんだけど。」
広斗「その一撃がすげぇんだよ。」
隊員「杏耶は頭〈かしら〉(俺のことな←広斗dy)よりも強いんすよ。」
望花「へぇ、…………すごい、んだ。ハァ…ハァ」
杏耶「そういやぁ。お前、歳いくつだ?。」
望花「ん?。私は、9歳だけど。」
杏耶/広斗「は?。(同時)」
遥花「え?。(同時)」
え、何で。私、何か変なこと言った?。
広斗「待て、ほんとに9歳なのか?。」
望花「うん。」
杏耶「すげぇな。俺が広斗に一撃あてられたの12歳ん時だぞ。」
望花「そんなにすごいことかな。」
遥花「めちゃくちゃすっごいことですよ。杏耶兄さんは英雄隊の中で最強と言われてるんですよ。」
わぉ。杏兄、すっごい異名たくさん持ってんのね。(その杏耶にお前は一撃当ててんだよ。主dy)
遥花「私はそろそろ昼食の準備しますね。」
杏耶「望花は、どうすんだ?。」
そうだなぁ。……………どうしよっか。とりあえず、体力づくりしたいな。
望花「これから、色々すると思うから今のうちに体力つけておかないとだからなぁ。」
………そうだ。ここは沖縄だ。島だ。だったら海岸を走ればいいじゃん。
望花「沖縄の海岸を走ろっかな。」
杏耶/広斗「は?。」