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Chapter33.前世 いわゆる回想?
「オッケー。あれは、前世だから~100年くらい前のことかな?もうあんまり、覚えてないんだけどね…」
何言ってんのミナ…どうして…?助けてくれないの?
あれは、そう僕が8の時だった。僕は、自分が”人間”じゃないってことを知った。
ある本を読んだ。お父様が寝る前に読んでくれた本の続き。そこには、エルフが描かれていた。
ただのエルフじゃない。光を操ることができるエルフ。お父様は、予言者だったのです。
光を操ることができるエルフ。それは今思えば、僕にとっても似ています。それだけ、色がついていたので。覚えています。今でも鮮明に。あの光景はまさに、あの幹部を倒したときと同じでした。
その物語には、ある文章が書かれていました。
『やがて、その少女がこの国の未来を救い、幸福をもたらし、永遠(とわ)となる平和を築き上げるだろう。また、その少女は役目を果たし終えた時に生まれ変わる。』
つまり、幹部を倒した少女は国の未来を救い、平和と幸福をもたらす。今となっては、ただのおとぎ話だと思っていたあの頃の自分が笑えてきます。
話の路線がそれましたね。100年前、本当に何があったのか。それを話しましょう。
100年ほど前。僕は先ほども言った通り、エルフでした。その時の僕は、幼いセラ•ルミエールを助けたらしいです。その時の記憶が彼女の中に深く染み付いて離れなかったのでしょう。僕は、彼らと一緒に旅に出ました。
このときに、1つの不思議な現象が起きていました。僕は、2歳しか年をとっていなかった。ということです。
10年は軽く経っているはずなのに、2歳しか年を取っていないということはどういうことなのか。それは、まだ分かりません。
彼らと一緒に旅に出た僕らは、ついに魔王を倒しました。その時の魔王は、自分の位を既に自身の子供に渡していたのです。つまり、魔王を倒してはいなかったということです。
その後、この地をしばらく治めていたのは、あなたですよね。
あなたはこの地を治めていた。しかし、成長した魔王によってその権力が変わってしまった。魔王を倒した今、この地の所有権は僕たちにあります。
しかし、この地では作物が育ちにくく、何より人が住むのに適していない。この地を治めることができるのは、あなただけなのです…なので、返します。
もちろん、ここは僕らの支配下にあります。が、自由にしてよいのです。魔物も、この地がなくなると居場所を失います。あなたのためと、魔物のためを思ってやることです。これは…
僕は知っています。あなたが本当にしたいことは何か…
を作ることですよね。
それを実現して欲しいのです。
「言いたいのは、それだけか?」
「そうだけど…あ、話の趣旨がずれてた!?それはごめんだけど、許して」
「いや、ありがとう。これで、実現して見せる」
「あぁ、期待している。」
「⋯ミナ、これで終わりだろ?」
「うん。アンジェロ、見届けたかったけど、僕の役目はこれで終わり。」
「待ってください。1つだけ。
あなたが生まれ変わってる頃には、この地も私の夢を叶えた場所になるでしょうねぇ。」
「それは、楽しみだね。生まれ変わりが、楽しみだ」
「待って、ミナ!」
「どうしたの?セラちゃん」
「ミナ、ミナの願いは?」
僕の、願い⋯そんなの、考えたことなんて無かった。けど、今となっては…
「来世ではまた、みんなと一緒に過ごしたい。
かな!」
「ミナらしいな」
「アルーバカにした?」
「してない」
「あなたの仲間たちは、全員解放しました。恩返し、しますからね。ミナ•アクアリス。」
「またね👋」
ミナの身体が光に包まれている。この世の、終わりのような…そうか…これは…終わり…
「セラ!」
え…私の、身体も…?どういうこと…!?あ、思い出した。私は………