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「君の名前かぁ…。じゃあ、名無しを少し工夫して……ななっし〜で!!」
「な、ななっし〜……?」
「うん!君の名前はこれからななっし〜!!宜しく!」
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……今日からまた地獄の学校が始まる……。
ほんとに、月曜日は憂鬱で仕方がない……。
「はぁ…」
私はそんな事を自覚して大きなため息をついた。
「学校なんてなくなればいいのに…。」
本当に学校なんてくそくらえだ。学校で楽しいことなんてこれっぽっちもない。
そう思いながら歩いていると
「…!!」
走っていた子供と肩がぶつかった
「ご、ごめんなさーい!!」
その子はそう言うだけそう言い残して走っていった。
「トイレでも行きたかったのかなぁ…?」
私は元気な子だなぁと思いながらまた歩き出した。
と、…
「ななっし〜!!」
ある男が私の髪をくしゃくしゃに撫でてきた。
「げっ……」
私は一歩後ろに下がった。
そして、ある男とは私と同じクラスの陽キャ、さぁーもんだ。簡単に言えば、私たちの敵だね!
「えっ!?何でそんな顔してんの!?」
……そりゃあ……
「あんたが来たからに決まってるでしょ!! って、あっ……」
「………」
「………」
やってしまった……。
流石に申し訳なさが勝ってしまう……。
落ち込んじゃった……?
「ななっし〜、意外と酷いこと言うね!!w」
さぁーもんは落ち込むどころか前以上に元気になって、太陽のように笑った。
そして、彼は
「またね〜!!」
と、学校に走っていったのだった。
「はっ??何??」
そんな私の嘆きも聞こえずさぁーもんは走って消えた。
私は朝からあの男と会った事でストレスがいつも以上に湧き上がってきたのだった。