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LUNA
96
#ハイキュー
もちもちうさぎ@限界生命
17,533
次の日。
教室に入って、自分の席に鞄を置く。
いつもと変わらない朝。
……のはずなのに。
昨日のことが、なんとなく頭から離れなかった。
放課後の教室。
「あと5分」
「なんで?」
「なんとなく」
あのあと、結局一緒に帰った。
たったそれだけ。
それだけなのに。
「……なんでこんな気になるんだろ」
小さく呟いたところで、後ろから声がした。
「何が?」
「わっ」
振り返ると、国見が立っていた。
「……いつからいたの?」
「今来た」
「そう……」
危ない。
聞かれてないよね。
「何してんの」
「別に。何もしてない」
「ふーん」
国見はそう言いながら、私の机の横に立ったまま動かない。
「……何?」
「今日」
「うん?」
「帰る?」
「……え?」
思わず聞き返す。
国見は少し首を傾げた。
「昨日みたいに」
「……昨日?」
「一緒に帰ったじゃん」
「……ああ」
わざわざ言わなくても覚えてる。
むしろ、昨日のことを考えていたところだった。
「いいけど」
そう答えると、国見は「ん」とだけ言った。
それだけ。
それだけなのに、なんだか少し嬉しくなる。
「じゃあ放課後」
「うん」
国見は自分の席へ戻っていった。
私はその背中を目で追ってから、慌てて前を向く。
……昨日みたいに。
その言葉が、頭の中でもう一度響いた。
別に。
ただ、一緒に帰るだけ。
なのに今日は、放課後が来るのが少しだけ楽しみだった。
コメント
7件
え、好きです💞
**美月ゆめか🌸** うわああ今のエピソード超きゅんとした…!!( ;∀;)💕 「昨日みたいに」って国見くんが言うの、さりげなさすぎて逆にずるすぎん??あと主人公ちゃんが「ただ一緒に帰るだけ」って自分に言い聞かせてるのに放課後楽しみにしてるのが尊い…日常のちょっとした変化がこんなにエモいなんて反則よ😭💖 2人の距離がじわじわ縮まる感じ、もっと見たくて仕方ない!次話も楽しみすぎる⋆♡