「あ?誰だてめぇ」
ある日俺の前に現れた男が居た
そいつの目は青く、鮮やかだった
男はニコッと笑い泣きながら
俺に言った
「三途君、、また俺に告白してね!」
意味が分からない
俺は告白したことが無いのに「また」と言っている
疲れた、今日はもう寝よう
「ねぇ春君!今日のご飯何が良い?」
「んー…なんでもいい」
「えー?」
「困るじゃん」
「お前の作る料理ならなんでも食う」
「あの春君がなんか恥ずかしい事言ってる!?」
「うっせぇ!」
「あははは!」
俺の恋人、花垣武道はたまに変な事を言い出す
例えば
「春君と初めて付き合った時のネックレスだ」
俺はネックレスなど渡していない
そもそも付き合ったのは最近だ
開けれる仕様になっていて、青く、綺麗なダイヤモンドが入っているネックレスをぎゅっと握りしめて泣いていた
俺は見て見ぬふりをするしか無かった
何故か、6月25日、武道の誕生日の日は家の近くの道路に行って、泣いている
俺は横で、心の中で心配するしか無かった
次の日
武道に呼び出された
「どーした?」
「春君、これ絶対に持ってて」
渡されたのは、ネックレス、このネックレスは
武道が大事に握りしめていた開く仕様になっているネックレスだ
「これ大事なヤツなんじゃねぇか?」
「うん大事だよ、春君が絶対に持っていないとダメなんだ」
意味が分からない
「まぁ付けといてやるよ」
「うん!絶対だよ!」
「後、約束して欲しい事があるの」
「なんだ?」
「これは、ここ押したら、開く仕様になっているけど、明後日まで絶対に開けないでね」
「んー、分かった」
「絶対破ったらダメね」
「うん」
ちょっと気になったが、開けないようにした
俺は何をしているんだ、、?
えっと?
今日は、飲み屋で、、、、、、
、、、、、忘れた
何故か俺はどこかの花壇に倒れ込んでいた
「くそっ体中痛ぇ」
体中痛くて動けない
数分何も出来なくて、じっとしていると
1人の男が俺に声を掛けてきた
「お兄さん大丈夫ですか?」
そいつの目は青く鮮やかだった
「あ?誰だてめぇ」
「お兄さんのよく知っている人ですよ」
は?知らねぇよお前なんて
「三途春千夜さんですよね?」
「なんで名前知ってんだよ」
「ふふっ」
「お前ヘドロくせぇな」
俺は暴言を浴びせた
男は急に泣き出した
「うぅ……」
「え!?なんだお前どうした??」
「い、いえ!思い出し泣きなので」
「あっネックレス、落としてましたよ」
「は?」
ネックレス?俺のじゃねぇ
「これ俺のじゃねぇよ」
と言おうとしたら、男は居なくなっていた
なんだよこのネックレス
このネックレスは開けれる仕様になっているネックレスだった
試しにこのネックレスを開けてみた
そこに入っていたのは、ぐしゃぐしゃになっている紙と、写真だった
その紙を見てみると、何か書いてあった
『さっき会った青く、鮮やかな目をしている男と会っただろ??』
『可愛いよなそいつ俺の恋人なんだぜ?』
『でも俺は、すぐ記憶を無くしてしまい、恋人の事も忘れてしまう』
『事故でこういう事になってしまったんだ』
『後悔したぜ?もっと恋人に優しくすれば良かった、もっと喋れば良かったって』
『だからお前も少ない時間だが、恋人大事にしろよ』
『三途春千夜』
という内容の手紙だった
三途春千夜俺と一緒の名前だ
写真もあったからそれも見た
俺と、さっきの男が、桜並木で幸せそうに写っている写真だった
何故か涙が溢れた
、、、、、、あいつまた会えるといいな
次回武道side版です
じゃあまたね
コメント
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神だなぁ☆((((((あ"? 続き待ってます✨
好き💕です付き合ってk(# ゜Д゜)あぁん すいません 神✨作です 続きお願いします😭✨