自宅のトイレにて。俺は手慣れた仕草でナプキンを保護紙から剥がし、下着に貼りつけた。
…ため息が、ひとつ漏れる。
「これが終わったら、しばらく生理は来ないな」
半ば諦めている。弱み(?)を握られている俺には、もうどうしようもないから。
けれど──心の何処かで、行為をするのにまんざらでもない自分がいた。早く、あの日がくれば…と。
「……~~~~~」
俺は、声にならない悶えのような音をたてて頭を抱えた。頬が、耳が、全身が火照って湯気が噴き出しそうだ。真っ赤な顔を、誰もみていないのに隠しながら…
無一郎と約束した日のことを思い出す。
それはまだ4日前のこと。
コメント
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めちゃくちゃいーさくひん