TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

シェアするシェアする
報告する


「くぁ〜!」


俺は大きく伸びをしてあくびをする

今俺はとても暇だ。何故なら先生が来るまで待っとるから、でも全然こおへんしシャオロンは他の奴と話しとるし…

俺、上手くやっていけんのかな…


「うわー!遅れてごめん!」


そう言って先生がドタバタと入ってくる

先生は白シャツの襟がくしゃっとなっていてネクタイは上手く結べていない…


「あ、俺は今日から君達の担任になぺいんと!よろしく!」


先生はそう言ってネクタイとシャツの襟をピシッと直す

ぺいんと先生は元気でうるさそうだ


「あ、じゃあ一人ずつ自己紹介をしてもらおうかな!」


「じゃあ俺から…レウです。よろしく」


レウと名乗った少年は赤い髪に制服、黒いカーディガンに顔の描かれた黒い帽子を被っている

一見大人しそうな人やけど…


「じゃあ次は俺、コンタミです。よろしく〜」


コンタミと名乗った少年は青い髪色で深い海のようだ、顔の描かれた布からチラッと見える瞳は優しそうで髪と同じ海のような色だ

優しいやつ多そうやし意外と良いクラスかも…?


「らっっっだぁです⭐︎」


前言撤回

(いや、なんであいつがおるん!?)

俺は困惑する。何故ならあいつは数年前人間界に上がっていった元悪魔だからだ

一時的に昏睡状態やった時に魔界に遊びに来とった奴


「…ム、ゾム!お前挨拶しろ」


シャオロンが隣の席からコソッと耳打ちする

ハッとして周りを見るとみんなが俺の方を見ていて瞬時に顔が熱くなるのが自分でも分かった

咄嗟にフードで隠して俺は立ち上がる


「鳥井希です…よろしく…」


俺はボソッとそう言って座る

人が少ないからかパラパラとなる拍手で俺はさらに恥ずかしくなりフードを深く被り完全に顔が隠れるようにする


「次は俺やな。」


そう言って豚…の仮面?を被ったやつが立ち上がる

教室は少しざわつく


「桃瀬豚平や。みんなよろしくな」


そう言って豚平と名乗った奴は座る。

豚の仮面を被った変な奴の自己紹介が終わったので今日の学校は終わり

部活の体験や見学などは自由だそうだ



「ゾムめっちゃ耳赤かったでw」


シャオロンはニヤニヤしながら煽ってくる

俺は思い出して顔が熱くなる


「うるさい!お前やってちょっと…ちょっとぐらいキョドれや!」


俺はフードを被りリュックを背負ってシャオロンに背中を向ける

シャオロンは天使だと言うのに煽り癖があり、そしてそれを知っているのはほんの一部

根は良い奴やしみんなはそこしか見てないから気づかんだけや!ほんまはこんな奴やのに


「よ、ゾム!久しぶり」


俺がそんなことを考えていると誰かが肩に手を乗せる

その声色は…


「らっだぁ!」

「せいかーい」


らっだぁはひらひらと手を振る

久しぶりの再会で少し涙が出そうだ


「そっちは…シャオロン、だっけ?」

「そ!お前がゾムが言ってたらっだぁか〜、初めましてやな」


シャオロンはそう言ってらっだぁをジロジロ見る


「なに?」

「いや、お前ツノとかどこやったん?俺とゾムは帽子とフードで隠しとるけどお前ないなって」


らっだぁは驚いてはぁ?とこぼす


「俺、元から人間だけど?」

この作品はいかがでしたか?

180

コメント

3

ユーザー
ユーザー

今回も最高でした! 続き待ってます!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚