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なんで分かるの

雨で誤魔化せてるはずなのに

僕はなにか言い訳をしなくてはと思って口を開こうとした

「喋らなくていいから」

そう言って濡れてる僕を抱きしめてくれた



若井は僕の親友

先輩のことも相談してたからもしかしたら若井は僕の涙の理由に気づいたかもしれない


だから何も言わずにこうやって抱きしめてくれてる

暖かいな。若井の体温は安心する

若井傘もってるのに両腕で僕をちゃんと抱きしめてくれてる

だから若井までずぶ濡れになってる

それがなんだか嬉しくて可笑しくて


「ふふっ笑」

「ごめんね。若井いっぱい相談乗ってくれてたのに言えなかった」

また涙が出そうになった


「良いんだよ、無理して笑わなくて今日くらいはいっぱい泣いて俺が話聞くよ」


若井がそんなことを言うからまた泣いてしまった

人目なんて気にせずに若井はずっとハグをしてくれた

泣き疲れた頃空が晴れてきて綺麗な茜色になっていた


それと同時に僕の涙もやんでこんなとこで男同士でハグしてるのがやっぱり可笑しくて今度は笑いの方の涙がでた


「あはははは笑僕たち何やってんの笑笑」

すると若井も笑う

「帰ろっか。」

「元貴、今日俺の家泊まれるけど来る?」


「うーん。じゃあお言葉に甘えます!!笑」


「よし!!いっぱい話し聞くからな!!」

僕たちは大好きな曲を2人で口ずさみながら帰った




1回家に帰ったら母親が帰ってきていた

なんかドタバタしてる



あ!!洗濯物!!

僕は逃げるように若井の家に行った







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