※暴力表現あり
※年齢操作あり
※この作品は第一次wrwrd様の二次創作です。
※ご本人様と関係ございません。
【sho side】
ある日のことだった。
施設の職員に暴言を言われ、暴力を振られ、外に出された。
薄い長そでの服一枚で、真冬の夜は流石に寒くて…施設に帰らないつもりで外を歩いた。
夜の八時、当然人は全然いなくて、歩いているのは僕一人だけ。
…結局、保護されても変わらなかった。
施設でも殴られ、蹴られ、「仲良くなるためのスキンシップだ」と言って執拗に体を触られ…。
でも、怖くて抵抗なんてできなくて。
怖くて、動けなくなっている僕を見て、「こんなに良くしてあげているのに」と言って、殴ることもある。
いつ殴られるのか、怒鳴られるのかわからないから端の方で静かにしているしか方法はなくて。
まぁ…どうでもいいか。
そんなことを考えながら、歩いていると
??「君…こんな時間にどうしたん?」
後ろから肩をポンポンとたたかれる。
sho「ッ……」
後ろを向いて身構える。
僕の後ろには制服と呼ばれるものを着たお兄さんが二人、立っていた。
??「こんな薄手で外おったら風邪ひくで、?」
???「おうちまで送ってあげるんで、どこにあるか言えますか?」
お兄さんたちは交互に僕に話しかける。
しかし、僕は何も喋らない。
いや、喋れない。
何が原因で怒るかわからない。
何が原因で殴るかわからない。
そんな恐怖を抱く。
お兄さんたちは、何も喋らない僕を見て、「ごめんね」といった。
??「…おうちに帰れる、?」
お兄さんの問いにうなずく。
???「家は近い、?」
またうなずく。
それを見てお兄さんたちは言った。
??「じゃあ、今から一人で帰れる、?これ以上一人で外いたら危ないよ…」
帰りたくないがしょうがない。
この人達が怒る前に帰ろう。
そう思い、来た道を戻る。
ちらっと後ろを見ると、お兄さんたちは僕を見ていた。
翌日
職員「今日は皆さんの様子を見に来る人がいるので、お外は行かないように。」
良かった…今日は職員の人、機嫌がいいみたい。
そう思いながら、部屋の隅っこで体育座りをする。
お休みの日は、職員の人に呼ばれ、職員室みたいなところで殴られる。
機嫌がいい時だけそれはなくなる。
他の子はみんなで遊んでいる。
けど、僕は遊ばない。
施設でも、学校でも一緒。
誰かとかかわることは基本ない。
まぁ、友達がいないってわけではないけど…。
端っこで本を読むだけ。
数時間して、職員がお客さんを連れて来た。
その時、びっくりした。
だって……
??「あー!!昨日の子!!!」
???「え、ほんまやん」
昨日の夜、会った人がいたから。
コメント
3件
投稿お疲れ様です! 昼休みの時間にちょうどいいタイミングでした 続きの話も楽しみに待ってます!