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松路 亜依(まつろ あい)が 親友の汐賀 涼音(しおが すずね)と出会ったのは、中学1年生の時…。
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「お疲れ様でした、1年片付けよろしく。」
バスケ部入ったけど、あたし以外皆用事あるみたいだったから、片付け1人で引き受けちゃったな…。
ガラガラガラ
「あの、すみません!松路さんはいますか!」
「って…松路さんだ!」
「えっと…なんですか?」
「あ、私は1年1組の汐賀 涼音!」
「…あたしは1年2組の松路 亜依」
「あの、私美術部なんだけど、今月の課題で友達の人物画を書かなきゃいけなくて!」
「…それが何?」
「友達が皆引き受けてくれなくて 困ってたら、松路さんがバスケ部で かっこよくシュートを決めてて、この人を書きたい!って思ったの!」
「えっ…それだけ…?」
「それだけじゃないよ!絵には結構プライド持ってるつもりだから!」
「……」
「どう、かな?」
「…上手く描いてくれるなら、全然良いよ」
「!!」
「やった〜!」
「じゃあ明日から、昼休みは美術室で集合ね!」
「OK」
「あ、あと!」
「?」
「…その、今日良かったら一緒に帰らない?」
「えっ」
「嫌なら全然いいんだけど!…普通に松路さんと仲良くなりたいし…!」
「…嬉しい」
「え?」
「あたし、友達いなくて…、あんまり気が使えるタイプじゃないし、愛想いい方でもないから。」
「だから…あたしも汐賀さんと仲良くなりたい」
「え、それって…」
「…一緒に帰ろ」
「…ほんとに!?やった!」
「すぐ片付けるから待ってて…」
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帰り道にて
「あの、松路さん、」
「何?」
「亜依ちゃんって呼んでもいい?」
「え、全然いいし…なんなら亜依って呼んで」
「え〜、じゃあ…亜依」
「…あたしも、涼音って呼んでもいい?」
「あだ名でもいいよ、その方が嬉しい!」
「…涼」
「あはは、な〜に?」
「呼んだだけ…」
「あはははっそれにしても、あだ名可愛すぎ!」
「涼は可愛いんだからいいじゃん」
「も〜、上手いこと言っちゃって!」
「あははははははっ」
「ふふふ、ふふ…」
第3話おわり
こんにちは!作者です!最後まで読んでくれてありがとうございます!今話は亜依視点にしてみました!多分次回も亜依メインの話です!更新頑張ります!