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ぼくはメルヘンなものがだーいすきな普通の男の子。目の前に現れた可愛らしい雑貨屋はぼくのことを誘い出しているのだ。
「ゆぅるぅ雑貨屋…?」
少し過疎っている人気のない雑貨屋の扉をかけると鈴の音が聞こえてきた。
「え…?」
そこに広がっていたのは一面の花畑だった。周りには魔女のような帽子を被った人が沢山いた。ぼくの夢が具現化したかのような本当に魔法の世界の住人のようだ。
「あれ、ゆぅるぅ雑貨屋に御用があるんですよね?モアさん。」
なんで、ぼくの名前を知っているんだろ。
「……なんで、ぼくの名前を知っているんですか」
そう尋ねてみるとその人は
「ほぉ…?モアさんはこの世界では有名ですからね。まさか、普通の人間の寿命が無いだなんて誰も思わないでしょうね。」
と、微笑んだ。
「は…っ?」
ぼくの寿命が無い?それって死んでるんじゃないの?
「モアさんのためにたくさん用意してきたんですよね~!!ここの魔術とか、服とか!!」
「待って待って!!ぼくは人間だよ!」
「ん?はい、そうですね。」
「じゃ…なんでよ………」
「あははっ、この雑貨屋に入れた時点で普通では無いんですよね!」
それって……
「魔力…とか?」
そういうと急に杖が空から降ってきた。
「今日からよろしくね!モアさん!」
よろしく!とはならないよ!?と、言いつつこれも異世界転生かぁ、と軽く受け入れたぼくはすぐに杖を振った。
モアくんは男の子ですっ!!
元は、男の娘の予定でした✨