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私は心を亡くした少女。いじめられている。
前までは、悪口を言われていた。
今は、水をかけられたり、黒板消しを頭にのせられたり
している。でも私は1mmも心が動かない。
だって心を亡くしたから。今は名前すらわからない。
口が動かない、何も動かない、動くのは体だけ。
人間は何かで心が動く。嬉しい時、悲しい時、
悔しい時、いろんなことがあって心もある。
私は何もない。
ある日、知らない人が家に来た。その人は私が赤ちゃん
だった時に、母のかわりに、お世話をしてくれていたらしい。
赤ちゃんだった頃は、母が会社で社長をしていたから
お世話をしてくれていたらしい。その人の名前は、
天童 竜地さん。名前は男の人っぽいけど、女の人。
「これからあなたを守ります」竜地さんはそう言った。
私は心が亡くなった。何も思わなかった。
だけど、なぜ「守ります」と言ったのだろう。
いじめのことを竜地さんが知るわけないのに…