テラーノベル
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ワンクッションmntt 自傷表現アリ
昼頃に出発したはずなのにもう周りは夜だった。
玄関の灯りに集まる虫を除け払いながら鍵穴に鍵を差し込む。
扉を開けるとそこには心配そうな顔をしたテツが立っていた。
🤝「マナくん…」
🐝🤣「ただいまテツ!
会いたかったよ」
そういい勢いよくテツに抱きつく。
🤝「!…俺も…」
テツは抱きついてる俺の手を横目に見て、驚いたような顔をした。
🤝「ね、マナくん、この包帯どうしたの?」
🐝🤣「あぁ、これは任務で…」
俺がそう言いかけるとテツが暗い表情になる
🤝「俺が、いればマナくんが怪我しなかったかもしれないのに…」
🐝🤣「…ううん、そういう事やないよテツ、テツはなんも悪くないんやから自分を責めんといて」
俺はそう言いテツの頭を撫で、優しく宥める。
でもテツはまだ気が晴れないようで、ある提案をしてきた。
🤝「…ねぇマナくん、疲れてる中お願いして悪いんだけど、
…俺の自傷、てつだってほしい」
俺はテツの発言に驚く
🤝「ごめん、だめだよね
でもマナくんが俺以上に傷ついてるの見るとほんと苦しくなって…だけど 俺また勝手に自傷してマナくんの言いつけ破ってマナくんに嫌われたら、もう耐えられない 」
🤝「だから前、マナくんが、どうしてもの時にって…」
🤝「…だめかな、」
🐝🤣「… 」
俺は数秒間考える。
自傷する時やODする時は俺がするって言ったけど、いざするとなると少し不安があった。
テツを俺が傷つけてしまってもいいのか。
だけど、言い出したのは俺だし
テツにはきっと我慢させている。
🐝🤣「…ええよ、 俺から言い出した事やし! テツが気にすることはないよ、 俺はテツが何しようと絶対にテツのこと嫌いにならないから。 安心してな」
🤝「…うん、!ありがとうマナくん」
テツは安堵したのか、先程まで今にも泣き出しそうな表情だったが、今は口元を少しゆるめ安心したような表情になった。
俺は取り敢えずしまい込んで隠しておいたカッターを棚から取り出す。
テツは今にも切りたいかのようなうずうずした雰囲気を漂わせている。
消毒液やガーゼやら包帯やらを丁寧に用意し、ソファーに座りテツを手招きする。
🐝🤣「テツ、おいで」
🤝「うん」
テツはそう言うと俺の膝の上にポスンと乗る。
よしよし、そう言いながら頭を撫でるとテツは嬉しそうな顔をした。
その顔があまりにもかわいくて、今からテツの事を傷つけることに対して更に罪悪感が募った。
テツはもう準備万端ですよ、と言わんばかりに長袖の下に巻いてあった包帯をとり、傷だらけの腕を出している。
🐝🤣「…これはどこを切ればええんや?」
テツの腕は既に傷だらけで、もう傷のない部分が見当たらない。
🤝「あー!えっと、こことか…」
テツがそう言って指さしたのは
周りよりかは傷の少ない箇所だった、言うて傷だらけではあったけど。
でもそこ以外はほとんど切る場所もないので俺はそこを切ることにした。
カッターをテツの素肌に当てる。
🤝「…マナくん、手震えてるよ?、大丈夫…?」
🤝「やっぱやめる?」
後ろを振り向き心配そうに俺の顔を見つめる。
そりゃあ怖いわ、だって今から人の肌を切るんだから。
罪悪感と恐怖でいっぱいいっぱいになり、俺は何も言えなかった。
するとテツが俺のカッターを持っている手にテツの左手を添え、テツの右手へと運んだ。
俺の手に力が籠るのが分かる。
そしてその刃はテツの肌を切った。切れた場所からは、血がうっすらと出始めていた。
🐝🤣「う、」
俺は血が出る生々しさと募り募った罪悪感に吐き気を催す。
だがテツは俺とは裏腹にとても嬉しそうだった。
🤝「マナくん、ありがとう、疲れてたのにごめんね!、」
テツはそう言い何事も無かったかのようにケロッとしていた。
俺はそんなテツを見て、少しずつ罪悪感と吐き気が減ってきた。
するとテツがデジタル時計でかけていたであろうアラームがなる。
🐝🤣「?なんのアラームや?」
🤝「あっ、晩御飯のアラーム!そろそろ作らなきゃだ、」
テツは俺の膝から立ち上がりキッチンに向かう。
向かいざまにこちらを振り返り、「ちょっと気が楽になった、ありがとうマナくん」と言いキッチンへ向かった。
🐝🤣「ちょ、手当ては?」
そんな俺の声は聞こえていないようでテツはキッチンへと足早に向かった。
やれやれ、と姿勢を崩す。
今でも手が震えている。
でも最近のテツは心做しか元気がなくなっていた、だけど自傷をした後はまた、預かったばかりのテツくらいの明るさが戻ってきている。
🐝🤣「テツにとってはあれも一種の気分転換、とかなんかなぁ、」
俺はそう思うことにした。
その後、晩御飯を食べお風呂に入り、寝室に向かうとテツは既に寝ていた。
俺はベットへ潜りテツの服の袖をまくった。
今日切ったところはまだ痛々しくうっすらと腫れていた。
【読みたい人だけ】
ほんとに更新が遅くなりましたすいません。
夏休みの間ログアウトしててひとつも書いてませんでした😞
最近別の界隈にはまって今月からはそっちの小説が多くなるかもしれません😭
ですがmnttもちょいちょい更新するのでたまーに見ていただけたらうれしいです😌😌
ここまで読んでくれてありがとうございます。また次回もお会いしましょう🤝
コメント
1件
うわーーー久しぶりの更新神すぎるほんとに興奮😭😭😭😭😭ありがとうありがとう