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今回はキャラ崩壊が激しいかもしれません!
苦手な方はUターンお願いします!!
「ッ!何で鍵が開いたんだ?!?てか、誰だ?!お前は?!」と変態が焦る。
「知らないの?マジシャンは手が商売道具なんだよ?鍵なんて簡単に開けられるの…。」
笑っているのに、目が笑っていない冷徹な表情をしているゲンが静かな声で言う。
続けて、「ねぇ?犯罪者ちゃん、証拠も撮ってあるから、もうお前は警察のお世話になるしかないのよ、分かるよね?自分が今してた事…」とゲンは言う。
「し、証拠なんてど、どこに??!」と変態がさらに焦る。
「この子(千空)の髪ゴムにね、GPSが付いてるの。しかも便利なことに録音もできちゃうの」とゲン言った。
ラーメン屋の時に髪の毛結ったのって…
と千空が気づいた。
「じゃあ、警察屋さんに行ってらっしゃい。」とゲン言った後、後ろから警察官が出てきて、千空の髪ゴムに仕込まれてた証拠(録音機)と共に変態が連れて行かれたのだった。
「…ッ、千空ちゃん!遅くなっちゃってごめんね、!怪我はない?!どこか触られちゃった…?」とゲンが心配そうな目で千空を見つめている。
千空ちゃん、何も喋らない、いや、喋れないのか。
千空ちゃんの手、震えてる。
相当怖かったって分かる。俺がもっと、早く気づいてたら、、!とゲンが心配していると千空が手を動かした。
ギュッ
千空がゲンの手を握った。
「…千空ちゃん?」
泣きそうな顔をしている千空に気づいたゲンが「部屋に戻ろっか。」と言って手を握ったまま、二人は部屋に戻った。
部屋の中に入った瞬間、
千空はゲンと繋いでいた手を離して、急にゲンを抱きしめた。
「…ッ…」千空の綺麗な瞳は涙ぐんでいる。
ゲンは何も言わずに千空のことを抱きしめ返した。
数分後、やっと千空の涙が止まった。
「千空ちゃん、なんか、水とか取ってくるね」とゲンが部屋の冷蔵庫まで歩こうとすると…
ギュッ
再びゲンの手を握る千空。
「、、……ヤダ、」
離れるのは嫌らしい。
「え、えっと、部屋に付いてる露天風呂、一旦入ってくる?」とゲンが提案した。
「……、、一緒に入るなら…イイケド。」
と千空が答えた。