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叔母さんと私がそんな感じで話ししてるのを、麗はいつも遊んだりしながら聞いてる。別に集中して聞いてるわけじゃないと思うけど、彼女の名前が出ると、
「ん?」
って感じで顔を向けたりするから聞こえてるのは間違いないよね。
そうやって親とかが言ってることからいろんなことを知っていくっていうのもあると思うんだ。
『親が手本にならなきゃね』
って叔母さんが言ってるのは、そういうのも込みだと感じてる。
だからか、麗は最近、信号とか言わなくても守ってくれるようになったんだよ。散歩の時とかに私が他のことに気を取られてて赤信号に気付かなかったりしても、麗が立ち止まってくれるから、ハッとなるんだ。
「そうだね。信号赤だったね。ありがと」
私が言うと、麗は、
「むふーっ♡」
って感じでドヤって顔するんだよ。