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shp視点
なんで?もっと一緒に居たかったのに
どうして?生きたかったんやろ?
俺が考えているうちもゾムさんは血を流し続けている
まだや、まだ助かる
shp「ゾムさん、死なんといてや」
クソ、手足が縛られていなければ
いや、縛られていなかったところで隔てられていては何も出来ない
隔てられてなくても医療の知識がない俺では助けられない
あぁ、俺は役立たずだ
俺が、撃たれていたらきっと、
思考がどんどんマイナスになっていく
そんな時、扉の開く音がした
見てみるとそこには赤いマフラーをつけたトントンさん
少し、焦ったような、怒っているような表情だ
shp「トントンさん、ゾムさんが、、、」
トントンさんは部屋の状況と、俺の言葉で、すぐ理解出来たようで顔を青くした
tn【ペ神!すぐに手術の準備!】
そう言ってインカムから手を離したトントンさんは
tn「大丈夫か?ショッピ」
と問う
shp「俺は、大丈夫です、けど」
tn「よし、ちょっと待ってな」
そう言ってトントンさんは、ゾムさんに止血処置をしてから鉄格子に近づいてきた
tn「どっから入れるんや?これ」
shp「多分これを動かす装置があります、多分ドアの近くとかに」
tn「、、、あぁ、そういえば、ボタンが2個あったな!よし、まっててな!」
トントンさんはいつも通りに振舞っているけれど、空元気感がある
そんなことを考えていたら目の前の鉄格子が上に上がった
tn「、、、おっ、開いとんな、流石やなぁ」
そう言って近づき、俺を縛っていたのを解いてくれた
shp「俺が言うのもなんですが、急ぎましょう」
tn「そうやな、」
そう言うとトントンさんはゾムさんをお姫様抱っこした
そして、歩きだした
俺も着いて行こうとして足を止める
ドアを開けたことでそこから光が入って来る
その光を反射し、その存在を主張する物が
拾うとそれは、ゾムさんのドッグタグ
俺はそれをポケットに入れて落とさないよう気をつけながらトントンさんに着いて行った
ゾムさん仲間の元へ帰りましょう