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エーミール愛されです。
※転生ものです。
※私がにやにやするための文章をAIに手伝ってもらいながらつくっています。
※某ゲーム実況者様のお名前をお借りしております。
ご本人様にご迷惑のかかりませんようご配慮お願いいたします。
『無能と蔑まれ隣国に送られた私、実は現代知識の天才教授だった件 〜帝国の怪物たちが離してくれません〜』
ー第九章 特等席の奪い合いー
建国記念祭が過ぎてから、時間は心地よい速度で流れていった。
エーミールが国民へ示した言葉の通り、彼の持つ知識は政治、農業、インフラへと、瞬く間に帝国へ浸透していった。
em「……これで予算内に収まりそうですね」
驚異的な速度で豊かになっていく国。
その中心で指揮を執るエーミールは、毎日が忙しく、そして充実していた。
em「工房……今行ったら忙しいかな……」
陽当たりの良い彼の部屋は、生活の痕跡が増えつつも綺麗に整頓されている。
デスクに向かい、熱心にペンを走らせる心地よい音が響く中、不意にソファからの気怠げな声が鼓膜を震わせた。
shp「……エミさん、そろそろ休憩せん?」
急に声をかけられて顔を上げると、そこにはいつの間にか部屋に上がり込み、我が物顔でソファに寝そべって本を読むショッピの姿があった。
em「っ!……ショッピくん、いつからそこに……」
shp「エミさんが設計図、書き終わったあたりからかな?」
em「……1時間も前」
驚いているエーミールを置き去りに、ショッピはソファから立ち上がって歩み寄る。
そして、彼が座る椅子の背もたれに両手をかけ、上から覗き込むように距離を詰めた。
shp「いつも言ってるけど、集中しすぎやで?」
em「……全然気付かんかった」
shp「休憩しましょ?」
その言葉に促され、エーミールはペンを走らせていた手帳をパタパタと閉じた。
ショッピはその見慣れた手帳に視線を留めた。
shp「……それ、何書いてたん?」
em「え、あぁ、これは……」
エーミールは手帳の表紙をそっと撫でた。
それは、かつてグルッペンから贈られたものと全く同じ手帳だった。
em「……私が覚えていることを書き出していたんです」
shp「え……これ、全部?」
エーミールの机には、すでに書き終えた同じ手帳が何冊も積み上がっている。
em「魔法と組み合わせたら、もっと皆さんの役に立てると思って……人間、忘れっぽいですからね」
shp「忘れるも何も、常人のキャパ超えてるって……」
ショッピは呆れたように溜息をつき、壁一面の本棚を見上げた。
チーノとショッピがこの部屋のために集めた膨大な本には、エーミールが読み込んだ形跡である付箋が、いくつも飛び出している。
shp「……少しは俺らのこと頼ってや。倒れられたら、困るんで」
em「もう、十分すぎるくらい助けてもらってますよ」
「ショッピくんは何でも教えてくれるやろ?」と優しく微笑むエーミールに、ショッピは少し照れくさそうに視線を外しながらも、嬉しそうに目を細めた。
em「……それより、ショッピくん。お仕事は?」
shp「仕事? 休みっすよ」
em「……あ、あの、気のせいならええんですけど……ショッピくんって、いつもここにいません?」
その問いにショッピが事も無げにふっと笑った、その時。
部屋の扉が勢いよく開いた。
ci「エミさんっ!休憩しましょー!」
お菓子が詰まった籠を両手で抱えたチーノが、満面の笑みで飛び込んできた。
だが、エーミールの横に立つ先客に気づいた途端、その笑顔がピキリと固まる。
ci「あー!またショッピおるやん! サボりぃ?」
shp「サボりちゃうわ。チーノこそ、仕事は?」
ci「もう終わりましたー!」
ショッピに向かってふん、と得意げに胸を張ると、チーノはすぐに満面の笑みでエーミールへと向き直った。
ci「エミさん!人気のお菓子買ってきてん!一緒に食べましょ?」
em「ありがとう、チーノくんはいつもいい時にきてくれますね」
ci「ふふん、休憩まだやったでしょ?」
チーノがウキウキとお菓子の籠を開けてソファに座る。エーミールも紅茶を淹れようと立ち上がったが、そこへコンコン、と几帳面なノックの音が響いた。
tn「失礼するで……お、やっぱりチーノらもおったか」
ci「ちょっとー!今からお茶会なんですけど!お仕事やったらお断りですっ!」
入ってきたのは、相変わらず忙しそうに膨大な書類を抱えたトントンだった。
em「お疲れ様です、トントンさん」
tn「……エミさん、ちょっと新しく整備する街道のことで……今、相談ええか?」
em「ええ、問題ないですよ」
エーミールは再び椅子に腰をかけ、受け取った資料に目を通す。
em「……あ、この件でしたら、必要そうなデータをまとめておきましたよ」
そう言って引き出しの中から、先ほど書き終えたばかりの資料を手渡した。
トントンがページをめくった瞬間、眼鏡の奥の目が丸くなる。
tn「……え、マジで?物流の予想ルートに、関税のシミュレーションまで……全部入っとる……」
em「後でお渡ししようと思ってて……お役に立てましたか?」
tn「……お役立ちどころの騒ぎやないわ、ありがとな」
そう言ってトントンが肩の荷が下りたように深く息を吐き出すのを見て、エーミールはそっと眉を下げた。
em「よかった……トントンさん、顔色があまり良くないですよ。ちゃんと眠れてますか?」
心配そうに覗き込んでくるエーミール。
その健気さにトントンはたまらなくなり、愛おしそうに彼の頭を撫でた。
ci「あー! もうやっぱ仕事やったやん! エミさんはよこっちきて!」
shp「そうっすよ、トントンさんは撫で回してないで早く仕事に戻ってください」
「お前らなぁ……」と外野に呆れつつ、トントンは抱えていた書類を机に置く。
そして、少し乱れてしまったエーミールの髪を、今度は指先で優しく整え直した。
tn「俺も一段落したし…お茶会参加してってええか?エミさん?」
em「へ?……もちろんです。トントンさんこそ糖分を摂らんといけませんからね」
ci「ええー!? トントンの分は買ってきてへんで!」
そんなチーノの文句を笑って流しながら、トントンとエーミールは彼らの待つソファへと移動した。
エーミールが淹れてくれた温かいお茶を、トントンが一口飲み、ようやく落ち着くかと思われたその時。
地響きのような足音とともに、扉が豪快に押し開けられた。
gr「エーミール! 新しい戦車を思いついたぞ!」
「タイミング悪っ!」というチーノの抗議など耳に入っていない様子で、グルッペンは皆が集まるテーブルの上へ豪快に図面を広げた。
gr「これを見ろ、この圧倒的な装甲と火力を!」
em「……またずいぶんと物騒なものを持ってきましたね」
エーミールは呆れつつも、その図面を真剣な目で見つめ始めた。
em「……この車輪の構造だと、泥濘にはまった時に動けなくなりますよ。ほら、ここが……」
gr「ほう……! ならば、ここに風の防壁を展開して……」
tn「……おい、こんなもんどっから予算出すねん」
gr「そんなもの後回しだ!」
そう豪語してひとしきりエーミールと盛り上がった後、グルッペンははたと動きを止めた。
gr「……ああ、そうだ。戦車の話で忘れるところだった」
満足げに息をついた彼は、思い出したように懐からずっしりとした金属の塊を取り出した。
gr「エーミール、お前にプレゼントだ」
em「……私に?」
机の上に置かれたのは、美しい黒鉄の拳銃が一丁。
それは、エーミールのために作られた純粋な護身用の火器だった。
gr「念のためだ、持っておいてくれ」
エーミールが恐る恐る手に取ると、ずっしりとした冷たい重みが、手のひらに緊張を走らせる。
em「こういうものは持ったことがなくて……緊張してしまいますね」
tn「これからいろんなとこに行くやろうし、使えた方がええかもな」
shp「まあ、使う場面なんてないと思いますけどね」
ci「せやで! 俺たちがそばにおるし!」
そんな仲間たちの言葉にエーミールが少し表情を緩めたとき、グルッペンが広げていた設計図をざっと片付けた。
そして、そのままエーミールの手を引き、優しく立ち上がらせる。
gr「さあ早速、試し撃ちでもしにいこうか」
第一演習場_
扉を開けると、ゾムとロボロが訓練の真っ最中だった。
zm「あれ? エミさんやん」
rbr「皆も揃いでどうしたん?」
グルッペンが「エーミールの銃の練習をしにきた」と告げると、ゾムの目が爛々と輝いた。
zm「よし、俺が教えたるわっ! エミさんこっち!」
ゾムに手を引かれ、的から15メートル程離れた場所に立たされる。
エーミールは戸惑いながらも、教えられた通りに銃を構えた。
zm「まずはしっかり的見てな……って、エミさん肩上がりすぎや!」
em「すみません……緊張してしまって」
zm「そんなガチガチに力入れたら手痛めてまうわ」
ゾムが後ろからエーミールの腰や肩をポンポンと叩き、姿勢をほぐしていく。
その指導の様子を見かねたロボロが、歩み寄って声をかけた。
rbr「……エミさん、どこに当てるとか気にせんでええからな」
そう言うと、エーミールの手元にそっと自分の手を重ねた。
冷たい銃身とは対照的な、血の通った温かさが伝わってくる。
rbr「とりあえず銃をしっかり持って、ゆっくり引いてみ」
zm「せやせや。外れても誰も文句言わんからな!」
「支えとるし安心せえ」と、ロボロとゾムが背中をそっと支える。
二人の確かな存在感に、エーミールの強張っていた身体から少しだけ力が抜けた。
ゆっくりと、引き金を引く。
――パンッ!!!
高い銃声が響き、乾いた衝撃がエーミールの両腕を激しく揺らした。
放たれた弾丸は、標的の的をかすめて土壁へと吸い込まれていく。
em「……っ!……す、凄い威力……」
zm「おっ、惜しい! ええやん! 腕痛いとかない?」
em「……だ、大丈夫です。びっくりしただけで」
rbr「無理したらあかんで? 痛なったらすぐ言うてや?」
エーミールは火薬の匂いが残る黒鉄の銃身を見つめた。
その銃口から立ち上る薄い硝煙の向こう、少し離れた場所から、ショッピとチーノが彼らの様子を静かに見守っていた。
shp「結局、今日も全然休めてへんやん……」
ci「部屋に戻ったら、今度こそ二人きりで休憩しよっと!」
shp「二人きり? カウントから外すなや」
銃声の余韻が響く演習場。
エーミールは 不器用ながらも彼らの教えを一つひとつ咀嚼するように、もう一度しっかりと銃を構え直した。
コメント
3件

エミさんの取り合い!んーッ好き!

今回もすごい好きです!!全員が全員emさんと一緒にいて尊死… 今回も可愛すぎる話でした!次のもとっっても楽しみです!
おお、今回もエーミール愛され具合がエグかったな! みんながちょっとでもエミさんと一緒にいたくて特等席争奪戦してるの、にやにや止まらんわ。トントンが髪整えてくるとこ、ロボロが手ぇ重ねて銃教えてくれるとこ、優しさの濃度が高すぎて悶える。休憩しに来たはずが結局ずっと働いてるエミさんも、愛され体質の証明よな。次も楽しみ!🔥