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… もしかしてきょーさんの翼と
コンちゃんの 触手は本物なのか 、… ? .
そう思うと居ても立ってもいられなくなり
勇気を出して聞くことにした .
ヒナソウ
『 あの 、きょーさんのその羽って
本物なんですか 、? 』
kyo
「 聞くの今頃かい 、まぁ 、
説明無かった俺も悪いな . 」
「 一応 お前 以外は全員人外やで . 」
ヒナソウ
『 えええ !? れ 、レウさんも …
みどりくんも !? 』
mdr
「 ン . 今 、俺人型だモン . 」
そう言うと ぽん と緑色の足が消え 、
まるで幽霊の様な容姿になった .
rukr
「 俺が一番人間に近い見た目してるよね 、
俺は“ガスト”だよ . まぁ … 分かんない
だろうけど … . 」
レウは足を地面から離し少し浮いてみせた .
kyo
「 … 見た目はな . 」
少し意味ありげな言葉をきょーさんは 呟いた .
ヒナソウ
『 人間に友好的なんだなぁ … . 』
kyo
「 人間を襲うとか喰うとかは ~ … . 」
「 俺 “は” 必要無いな . 」
rukr
「 俺もだね . 」
mdr
「 俺モ . 」
kntm
「 …… 俺は必要な時だけ ~ . 」
ヒナソウ
『 いや 、喰うっちゃ喰うんでしょ … 』
kntm
「 そうだけど … 笑
友達は流石に襲わないよ ! 他にも人間の
友達いるしね ! . 」
ヒナソウ
『 まぁ ~ … 俺の事襲わないならいっか … 』
『 因みにどんな時に喰べるの ? 』
kntm
「 まぁ 、「 喰べたい時 」だね . 」
「 特に好きなのは ~ … 」
ヒナソウ
『 ちょ !! それはグロい話になるから ! 』
kntm
「 あは 、ごめ ~ ん笑 . 」
人間は笑えないぞ … ??
________________
それからまともに今からどうするか
相談し合い 、二人チームに分かれて捜索する
事になった .
kyo
「 んじゃあ 、俺・レウさん・ヒナソウ . 」
kntm
「 僕と ~ … みどりくんだね .
異論はないね ? みどりくん .」
mdr
「 ン ! ナイ ! 」
そしてそのままコンちゃんとみどりくんに
またね 、と別れを告げ捜索を始めた .
今いるのは「 本館 一階の和室 」らしい .
そこが一番安全で“青鬼”が来ないとのこと .
青鬼は日記にあった「青鬼ごっこ」というの
と 関係がありそうだ .
kyo
「 ここにいると俺らの力も弱まるねんな . 」
「 俺は飛ばれへんし 、レウさんはガスト
呼ばれへんし . 」
ヒナソウ
『 … がすと ? 』
kyo
「 地獄におる生き物でな 、
正方形で浮いてるんよ . 」
ヒナソウ
『 ??? 』
rukr
「 まぁ 、人間の世界では あり得ない
生き物なんだよ . 地獄で生きてるしね .」
ヒナソウ
『 はぁ … … ? 』
kyo
「 まぁ 、ここおると人間になるみたいな
感じやな . 戦うならこの剣で殴るくらい … 」
すると何処から取り出したのかきょーさんは
剣をちらつかせた .
… 物騒過ぎるだろ .
kyo
「 俺が一番会いたくないのはー _ …
あ 、あれ . あれみたいなやつ . 」
ヒナソウ
『 ん … ? どれ … ? 』
きょーさんが指で指したところを見ると
液体とも固体とも言えない身体をしているのに
無数の目が付いている化け物がいた .
ヒナソウ
『 へぇ ~ ? 』
kyo
「 あいつ何回切っても
分解してでてくるねんなぁ ~ . 」
rukr
「 はっ ? え 、ちょ !? . 」
「 あれ本物 !! 逃げて逃げて逃げて !! 」
kyo
「 うわ 、まじや . … しかもバレとる . 」
その化け物は一目散にこちらに走ってきた .
三人でその化け物から逃げたが 、段々と距離
は縮まっていき 、自身の息も荒くなってきた .
ヒナソウ
『 逃げる以外にッ゙… 方法とかあ゙んの ~ っ ? 』
息が浅く声を絞り出しながら
その化け物を少し後ろを向いて見てみると
三人の事を認識する為に目をぎょろ々動かし
足があるのかも分からないのに走るスピードは
速く 、今にも取り込まれそうだった .
遂には液体の様な一部を固くし腕を作り此方の
服を掴もうとしてくる .
rukr
「 まじでやばい ! 他に助かる方法なんて 、
仲間を生贄にするか隠れるかだよ !! 」
隠れるものはないし 、生贄なんて
出来る訳がない .
すると曲がった所が牢屋で
何もできない状況に陥ってしまった .
kyo
「 あ゙ ~ も ! クソが ! 」
化け物の動揺等で怖く
震えていると 、レウさんが声を掛けてくれた .
rukr
「 ヒナソウくん 、落ち着いて . 」
「 彼奴等は牢屋を壊せないんだ 、
諦めて帰っていくんだよ . 」
その言葉で少し安心すると
がしゃん
と大きな音を立てて化け物が
牢屋の柱にしがみついた .
がしゃん
がしゃ
ばん
がしゃ
…
…
…
…
ばき
『 … ぁえ 、 ? 』