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消えた君との夏休み

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消えた君との夏休み

1 - 𝒑𝒓𝒐𝒍𝒐𝒈𝒖𝒆

♥

106

2025年05月06日

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それはとてもとても風が涼しい夏休み初日の夜の事だった


2階のベランダで僕は夜空を眺めていた

その行動に意味なんてものはない

ただ、気分だっただけだ


─チリン..チリン..


風鈴の音が心地よく、夜の静けさが一際美しく思えるその時だったんだ


『おーい!!』


下の方から聞こえるはずのない声がした


『なぁ!今暇!?笑』

『俺暇でさ、笑 来ちゃった!笑』


「は、?」


まるで当たり前かのように無害そうな笑顔で僕に向かって手を振っているヤツが居た


僕は一瞬時が止まったかのように思えた

……なんでお前がここにいるんだよ、おかしいだろ!!

だって、だって、!

お前は去年の夏、僕の目の前から消えただろ、!!


『……久しぶり、ずっとずーっと会いたかったよ』


そんな彼のひどく小さな声は混乱していた僕の耳に届くことは無かった


𝓉ℴ 𝒷ℯ 𝒸ℴ𝓃𝓉𝒾𝓃𝓊ℯ𝒹

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