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夏 と 夜 と 茶髪の 青年

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夏 と 夜 と 茶髪の 青年

2 - 綺麗という公式を描け。

♥

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2024年09月01日

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戦兎 「 ここは ?」


万丈 「 秘密の場所です。」


戦兎 「 へ〜 、」


そこは綺麗な夜の海だった。人が居なくて都会の町から遠くてとても静かだった。俺は好きな雰囲気の場所。


万丈 「 てゆーか 、 名前なんですか。」


戦兎 「 桐生戦兎。」


万丈 「 あーあの天才で有名な。」


戦兎 「 戦兎でいいよ。タメ口でもいいし」


万丈 「 … んじゃあ戦兎 。 」


戦兎 「 うん。何?」


万丈 「 この場所気に入ったか?」


戦兎 「 うん 。 気に入った 。」


万丈 「 それは良かった 。」


と言うなり青年は海の方へ走っていった

何してんだ。

と言いたかったが 手遅れだった。


万丈 「 気持ちいぜ 〜 戦兎 。」


戦兎 「 俺ら制服だし。明日学校じゃん。やめろよ 。」


万丈 「 死のうとしてたんだから それぐらいどうってこと ねーだろ?笑」


戦兎 「 ド正論だわ 。」


そうやって俺も海に走ろうと海の方を見ると、青年が神々しく 素敵に見えた。 思わず見とれていると 戦兎 ! という声が聞こえてきた 。


戦兎 「 ん、今行く。」


┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈


モブ 「 桐生〜はよ〜!」


戦兎 「 はよ。」


モブ 「 桐生助けてくれよ、テスト、」


戦兎 「 自分でやりなよ。」


モブ 「 え〜?!」


そうやって学校に入ると何故か騒がしかった。


モブ 「 なになにー?うぉ、すっげぇ、」


戦兎 「 何、そんなすごいの?見せて。どーせしょーもな、」


見るとそこには綺麗な絵を書く青年の姿があった。その青年とは まさに万丈龍我の事だった。


万丈 「 … 、ちげーな、」


モブ女 「 きゃぁ!!万丈くん!!」


万丈 「 んぁ、なんだ?」


きゃーーー!!!

と叫ぶ女子。俺も女子だったら叫んでいただろう。実際今も見惚れている。

パレットを片手に筆先を動かし … いや、筆が自分で動いているみたいだ。まるで万丈の配下に居るような、そんな感じである。


モブ 「 あれ1年の万丈だろ?すげーよな、」


戦兎 「 … 、」


モブ 「 桐生、?」


戦兎 「 ぁ、?あぁ 、 だな。 」


すっごい綺麗。何書いてんだろ。


『あ、戦兎!!』



夏 と 夜 と 茶髪の 青年

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