※私設定・自己解釈が多数です。
※TP後のお話です。
※フリスクとキャラはいい子です。
フリスクside
ボクはフリスク。
今、キャラと2人で話をしてる。
キャラ:「…ところでさ、フリスクの性別って何?」
…そういえば、まだ誰にもボクの性別を話してなかったな。
フリスク:「…女だよ。」
キャラ:「…僕は君のアイデンティティを尊重したいと思っているよ。けど、今言った性別って、君の『生まれた時に決められた』性別じゃない?まあ、君がシスジェンダーならそれを尊重するけど。」
…そっか、キャラはボクのアイデンティティについて聞いていたんだ。
キャラ:「…言いたくないならいいよ。君の自由だから。」
フリスク:「…ボクはノンバイナリーなんだ。……ボクの場合はいわゆるニュートロイスなんだ。カラーホイールのちょうど真ん中にある灰色の部分みたいな感じ。……みんな『普通じゃない』って言うんだ。『お前は女だ』って。」
ボクは話しているうちに、誰にもわかってもらえないような、孤独な感覚を抱いた。
キャラ:「…話してくれてありがとう。…僕はね、男の子で女の子だけど、どちらでもないっていう、3つの感覚があるんだ。…けど、みんな僕に『お前は男だ』『気持ち悪い』って言う。まあ、僕は本来、男の子として生まれてきた訳だし、その割には服装や行動が女の子っぽいしね。」
…そっか、キャラも似たような思いをしてたんだね。
キャラ:「…ちなみに、誰かにカミングアウトとかはしたの?」
フリスク:「…まだ。サンズとか、アズリエルとかくらいかな。やっぱり言う時は怖かったけど。…キャラは、誰かにカミングアウトしたの?例えば、ママやパパとか、この間キャラに会いにきた君のお父さんとか。」
キャラ:「…ママやパパ、アズリエルやサンズにはカミングアウトしたよ。…けど、父さんにはまだ言えてないかな…優しいとはいえ、言ったらどんな顔をされるかわからないから…」
…キャラは悲しそうに言ったけど、僕は知っている。
キャラの産みのお父さん___リアムさんは、薄々気付いていると。
リアムさん、キャラの事を『息子』って言うのをやめたんだ。
『うちの子』『我が子』って言ってる。
だから、リアムさんは受け入れてくれるんじゃないかって。
ボクの産みの父さんと母さんみたいに。…叔父叔母とは違って。
フリスク:「…キャラはリアムさんにカミングアウトしたいの?」
キャラ:「…できることならしたい。けど、1人でそうするのはあまりにも怖い。…フリスク、もしも君がいいなら、僕のそばにいてくれるかな?」
ボクは快く承諾することにした。
フリスク:「もちろんだよ!…キャラ、ボクもママとパパにはまだ怖くて言えていないんだ、…だから、キャラもボクのそばにいてくれる?」
キャラ:「もちろんだよ、相棒。いつでも君のそばにいるよ。」
ボクたちは、自分の部屋を出た。
勇気を出して本当のボク達を打ち明けるために。
決意を抱いた。
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!