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電気を消した部屋。
ベッドで一緒に並んでいるのに、なつは全然眠れなかった。
💜「……」
隣から聞こえる、いるまの静かな呼吸。
もう寝てる…たぶん。
なつは天井を見つめる。
❤️「……喧嘩なんてするつもりじゃなかったのに……」
さっき仲直りはした。
ちゃんと話もした。
それなのに、胸の奥がまだ少しざわついている。
なつは布団を握る。
「……めんどくさいな俺…」
自分で、自分が嫌になる。
寝返りを打つ。
でも目は閉じられない。
そのとき。
💜「……起きてる?」
小さな声。
なつはびくっとする。
❤️「……え、起きてたのかよ」
💜「なつがずっと動いてるから」
いるまはゆっくり体をなつの方に向ける。
💜「……眠れない?」
なつは少し迷ってから答える。
❤️「……ちょっと」
沈黙。
いるまは布団の上から、なつを見る。
💜「……喧嘩のせい?」
なつは小さく息を吐く。
❤️「……」
💜「……不安にさせちゃった?」
なつは苦笑する。
❤️「……いるまは悪くない…俺の問題」
❤️「同棲して、初めてぶつかったから……」
なつは横を向く。
❤️「……もし嫌われたらどうしようとか……考えちゃって……」
いるまは一瞬黙る。
それから、静かに言う。
💜「……嫌ってるなら、ちゃんと向き合って話さない」
なつは少しだけ目を開く。
❤️「……え」
💜「なつが本音言ってくれたから、俺も言えたんだよ」
いるまは少し笑う。
💜「……むしろ、俺は安心した」
なつは驚いて見る。
❤️「……なんで……」
💜「ちゃんと“一緒にいたい”って思ってくれてるって分かったから」
なつの胸がきゅっとする。
💜「……そういう意味だったんだよ……」
なつは布団をぎゅっと掴む。
❤️「……俺さ……同棲始めてから……」
少し迷って、続ける。
❤️「……毎日楽しい分、壊れるのが怖い」
❤️「独占欲強いんかな俺笑」
いるまは静かに聞く。
❤️「……まだ4日なのに、これから先ずっと失いたくないって思ってる」
部屋が静かになる。
いるまは、なつの方へ少し近づく。
💜「……それ、俺も同じ」
なつは目を見開く。
❤️「……え……」
💜「4日でここまで来たなら、これからもっとだろ」
なつは思わず顔を赤くする。
❤️「……急にメロいこと言うな……」
💜「本音」
なつは小さく笑う。
❤️「……余計寝れなくなるわ笑…」
いるまも小さく笑う。
💜「……じゃあ無理に寝なくていいよ」
なつは首をかしげる。
❤️「……え?」
💜「……一緒にずっと起きてればいい」
なつの心臓がドクっと鳴る。
❤️「……それはそれで困る…」
💜「なんで」
❤️「……俺のせいでいるまの体調壊しちゃったら嫌だ…」
いるまはくすっと笑う。
💜「……可愛いなお前」
❤️「……っな!…///」
なつは布団に顔を隠すように埋める。
その横で、いるまは静かに言う。
💜「……なつが寝るまで、一緒に起きてるから安心して寝ろよ」
なつは小さく返す。
❤️「……ありがと、ごめんな」
💜「謝んないで」
💜「おやすみ…なつ」
いるまはなつの額にキスを落とした。
喧嘩のあと。
不安な夜。
でも――
一緒にいることで、ちゃんと心が落ち着いていく夜。