(場所:二人の熱が籠もった寝室)
gonはふくらさんの腰に器用に足を絡め、あえて余裕を気取った不敵な笑みを浮かべた。自分を貫く熱を楽しみながら、冗談混じりに煽る。
gon『……ねぇ、ふくらさん。そんなに必死にこらえて。……そのまま出しちゃいなよ♡』
ふくらさんの冷静な仮面を剥がしてやりたくて、耳元で甘く囁いた。 けれど、ふくらさんは動じるどころか、その瞳の奥に見たこともないほど昏い熱を宿して笑った。
fkr『……ふふ。いいよ。じゃあ、遠慮なく』
ふくらさんの左手が、gonの頬を撫でるように滑り、そのおでこで止まる。 次の瞬間、パチン、と乾いた音が響いた。
gon『……っあ、あぁぁあ!?』
不意打ちのデコピン。その鋭い刺激が呼び水になったのか、脳に直接火がついたような快感が全身を突き抜けた。
ただでさえ極限まで昂っていた感覚が、その一点への衝撃で強制的に臨界点を突破してしまう。
gonは視界を真っ白に染め、身体を弓なりに反らせて激しく震えた。 出していないのに、頭の中が真っ白になって、腰の力が一気に抜ける。指先ひとつ動かせないほど強烈な「イきかけ」の余韻に、gonは喉を鳴らしてふくらさんの肩に顔を埋めた。
fkr『……すごい。デコピンだけで、こんなにイキそうになるんだ』
ふくらさんの声が、今まで聞いたことがないほど低く、暴力的なまでに甘く響く。
腕の中でガタガタと震え、目尻を涙で濡らして呆然としているgon。そのあまりに無防備で、「壊れそうな姿」が、ふくらさんの中に眠っていた独占欲に火をつけた。
fkr『……そんな顔されたら、もう止められないよ。……自分から煽ったんだから、最後まで付き合ってね』
ふくらさんの手が、gonの腰を逃がさないように強く、深く掴む。 さっきまで冗談で場を支配していたgonはどこへやら。今はただ、イきかけた衝撃で腰を抜かし、自分に火をつけられたふくらさんの本気に飲み込まれていく。
gon『……っ、ふ、ふくら、さん……っ、まって……っ!』
必死に抗議しようとするが、ふくらさんの手つきはもう、先ほどまでの優しさなんてどこにも残っていなかった。 gonは、自分が引いた導火線が、とんでもない爆発を呼び起こしたことを、その身をもって知ることになった。
(おわり)






