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葛葉さん視点。
今日はイブラヒムとふわっち、ローレンの4人でファミレスに来た。このメンバーはいつも赤点で補習組だ。だから皆からは「せめて40点は取りたいよね」略して「せめよん」と呼ばれている。
「でもテストめっちゃ難しかったよな。」
【分かるわ、今回はヤバイ。】
うんうんと頷いてるのはローレン。この中だと俺とローレンがいつも僅差でビリ。イブラヒムが1番、頭が良い。とはいえ補習組だから平均以下なんだけどな。
〚にゃはは、俺は化学が1番高かったわ。 〛
《湊は理系だよな。俺は文系よりかも。》
〚そうっすね〜。ガチガチの理系✨️〛
「んふふっ、なんかバカっぽい笑。」
テストの結果を報告しながらそれぞれ料理に手を付ける。俺はオレンジジュースとプリンでふわっちはアイスコーヒー。イブラヒムがコーラとアイスでローレンがポテトとコーラとチョコアイス。ローレンは意外と大食いだからまだ追加で頼もうとしてる。お弁当食べてからまだ3時間も経ってないのになんでそんなに食べれるんだろう。
〚そう言えば、俺さ明那と付き合ったわ。〛
「っ!?ゴホッ、やばッ…器官にッ!!」
《気をつけろって💦大丈夫?》
当たり前の様にサラッと報告したふわっち。しかも相手は三枝師匠。つまり叶は失恋したって事?待っていつから。聞きたい事は沢山あるのに咳が出て言葉が出ない。イブラヒムとローレンに背中をさせられてようやく落ち着いた頃にはもう別の人の恋バナになっていた。もう聞けないか…完全にタイミング逃したかも。
【葛葉は好きな人いんの?】
ニヤニヤしながら聞いてくるローレンのほっぺを軽くつねる。
「居るわけないじゃん。」
そう答えた瞬間、驚いて見開かれる目。なんだろう。そんなに意外かな。そんなに俺ってチャラいのか?
【恋人も?】
「うん、居ないけど。」
【まぁ、叶さんが居れば出来ないか。】
《まぁ、叶さんといる限り出来なさそう。》
〚かなかなは独占欲強そうやもんな〜。〛
「えっ?叶に関係あるの?」
急について行けなくなって話を遮る。なんで今の話で叶が出てくるんだろう。友達が居て不満がないからとかなのか?そう思って聞いたのに帰ってきた答えは妙にニヤニヤしてる3人とそのうち分かるよ、の言葉だけだった。
叶さん視点。
葛葉がおかしい。いや、正確に言うと葛葉の周りがおかしい。特にせめよんのメンバー。なんて言ったら良いのか分からないけど距離が近いというか話をよくしてると言うか。別に良いことなんだけど毎回、僕に見せつけるようにしてくる。気のせいなのかな。そんなこんなでもう2週間は葛葉と2人になれてないし一緒にも居られない。流石に寂しいし嫉妬だってする。健屋先生に言ったら驚かれたけど僕だって好きな子は取られたくないし立派な男だし、なんて事を考えていると猫背な後ろ姿を見つけた。
『あっ!くず、は、、、、、。』
声をかけようとした。お前の好きそうなお菓子買ったから食べようって。それなのにローレンが割り込んで来て葛葉の手を引いて購買に行ってしまった。
【ふっ笑。】
『なっ!?あいつ💢💢』
許せない。大体なんなんだよ。葛葉も振り払えば良いのにさ。それって恋人繋ぎじゃん!
僕でもまだしたこと無いのに。恋人では無いけど…。
『葛葉!!こっち来て。』
2人を追いかけて葛葉の手をぐいっと引っ張ってローレンから離す。驚いている葛葉の腰を抱き寄せてローレンを睨みつける。
『ローレンは来ないで。』
【はーい笑。】
ケラケラと笑うローレンを再び睨みつけて葛葉を連れて屋上までの階段を登る。
「えっ?叶、どうしたの💦」
階段の踊り場で足を止めて混乱している葛葉に向き直る。葛葉がまた何かを聞こうとしてるのを無視して壁に押し当てる。いわゆる壁ドンと股ドンってやつ。やり過ぎかも知れないけどこうでもしないと逃げるから。
『近い。』
「えっ?近いって、、、。」
『最近、ふわっち達と距離近いよね。心当たりあるんじゃないの?』
きょとんとしてる葛葉にも分かるように説明を付け加える。そしたら葛葉がはっ!と言う顔になった。
「それって嫉妬?」
『そうだけど、何///』
確信を突かれて顔が赤くなるのが分かった。
「もしかして――――の事で?」
はい!
ここまで読んでくれてありがとうございます
最後のセリフはあえてです。誤字じゃないですよ。
以上きい。でした(*‘ω‘ *)