テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
めっちゃくちゃ雑です!
()→中也の心の声
夜。
太宰はソファで本を読んでいる。
中也は隣でスマホをいじりつつ、太宰にちらっと視線を向ける。
いつも通り気怠げで、余裕ぶってて。
今朝のように甘えてくる気配なんて欠片もない。
しかし、中也の頭の中ではずっと
「ちゅーやぁ……」
「……ん、すきい……」
というあの声がループ再生されている。
(またやんねぇかな……)
でも別に普段甘えてこないから不満だ、という訳でもない。
ツンツンした冷たい太宰は太宰で、また好きだからだ。
とはいえあんな甘え方をされたら、もっと見たいと思うのも無理はない。
ーー太宰が本を読みながら、少し眠たそうになってきた。
中「手前、眠ぃのか?」
淡い期待。
太「別に」
中「そうか」
(……寝ろ)
太「……何企んでるの」
中「何も?」
太「絶対何か企んでるじゃん」
そう言われ距離を取られた。
眠そうではあるが、やはり冷たい。
中「……」
ポスッ。
太「……え?」
気づけば中也の膝の上だった。
中「寝にくそうだったから」
適当に言い、そのまま太宰の髪を撫で始める。
甘えさせたい欲が爆発した結果だった。
太宰、数秒停止。
そして、じわじわと耳が赤くなっていく。
太「ちょ、ちょっと待って中也」
中「あ?」
太「何これ」
中「見りゃ分かんだろ。膝枕」
太「いやそうじゃなくて」
撫でる手は止まらない。
指がゆっくり髪を梳くたび、太宰の肩がぴくっと揺れる。
太「……私子供じゃないんだけど」
中「知ってる」
太「あと、こういうの慣れてないというか……」
中「だから?」
太「……」
中「たまには良いだろ」
いつもより柔らかい声。
その言い方がずるい。
太宰は「う」と詰まる。
本気で嫌なら振り払う。
でも、しなかった。
むしろ少しだけ、中也の服を掴む。
きゅ、と。
中也は何も言わない。
ただ頭を撫で続ける。
太宰は顔を隠すみたいに中也の腹に額を押しつける。
太「……甘やかし方雑」
中「甘やかされてる自覚あんじゃねぇか」
くっ、と中也が笑う。
太宰はさらに赤くなるけど、もう離れない。
中「やっぱ手前可愛すぎんだろ」
太「は!?何でそういう事さらっと言えるの!?」
中「事実だから」
読んでいただきありがとうございました〜
お二人とも末永くお幸せに…
コメント
3件
めちゃ好みです.ᐟ.ᐟありがとう
あ〜〜もう、これずるいやつだ!太宰が膝の上にポスッと乗った瞬間、心臓が跳ねました。普段はツンツンしてるのに、中也の服をぎゅっと掴む仕草とか、耳が真っ赤になってるところとか…「甘やかし方雑」って抗議しつつ離れないのが最高です。2人ともお互いのことちゃんと好きなのが伝わってきて、にやにやが止まらなかったです!続きも読みたい〜!