テラーノベル
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『彼等が死ぬか。私が死ぬか。』
〜Will you continue to die every day
or will you face Tomorrow?〜
※死ネタです。苦手な方は🔙お願いします。
ベリ主、ロノ主。それぞれの視点でお楽しみ下さい。
Day.11『ミヤジ・オルディア』
優しは時に仇となる。自分を傷付ける深い棘。
奥まで刺さって抜けないの。痛みも消えないの。この棘を針を心の中に残して死にたいの。
この痛みは私への贖罪だから。
○月✕日 今日もまた1日を過ごす。
執事が死ぬ今日を。
主様の部屋
『ねぇ、ミヤジ。』
『何かな?主様。』
『私が死んだら…どうする?』
『…!』
ミヤジは顔を強張らせる。
『ミヤジ。答えて。』
『…っ。主様が死ぬことは有り得ない。私達執事が必ず――。』
『ミヤジ。私はそんなこと聞いてない。私が死んだらどうするか聞いてるんだよ。』
私は真っ直ぐミヤジを見つめる。
『……っ。』
即答出来ない。即答してくれない。どうしてなの。はっきりと言ってくれれば私はこの後悔いもなく死ねるのに。
『…主様が死んだら私は後を追うと思う。』
『……!』
想像していた答えとは違っていた。
『…ミヤジ。私は…。』
『主様がそれを望まなくても、私は後を追う。私にとって、主様は主様で、大切な存在なんだ。』
あぁ、やっぱり。貴方なら……そういうと思った。どこまでも執事は執事という生き物だな。
『じゃあ、ミヤジ。私が後を追わないでって言っても…それは聞いてくれないの?』
『…?』
『主様の命令』と割り切って…生きることを選んではくれないの?』
『っ…!』
なんて最低で卑劣な発言だろうか。命令だなんて、まるで貴族だ。
『……私はミヤジには死んで欲しくない。生きていて欲しいの。私がいなくても。』
私は席を立ちミヤジの頬を撫でる。
『私がいない世界でも…生きていて、幸せになって欲しいの。』
『主様…。』
『…ボソッ。天使から庇って死ぬのはもう辞めてね。』
『え…?』
『さよなら、ミヤジ。』
『っ、主様―――!』
主様は部屋を飛び出し、走り出す。
バタバタ…ッ!
後を追いかける。
『主様、待ってくれ、はぁ、はぁ…っ。』
バンッ!
見張り台
『…はぁ、はぁ……。』
私は見張り台の柵に後ろ向きで立つ。
『主様、危ないよ、こっちに…』
『来ないで!』
『……!』
『ここから落ちれば…確実に死ぬ。アモンの時も私は自殺して死んだはずなのに今日に戻ったの。もう繰り返すことはさせない。次の日に進もう?ミヤジ。』
『っ、何を言ってるんだ、主様…』
『ミヤジ。さようなら。』
トンッ。
私は脚を柵から下ろす。
『主様―――!』
手を伸ばして掴もうとしたがその手を振り払われる。
なっちゃん
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パシンっ!
『……』
『……?』
主様は口をパクパクとさせる。
……ドサッ!
『主様、今、なんて…っ。っ、こんなことをさせるために私は…私達はこんなことしてる訳じゃないんだ。主様……っ。』
…あぁ、痛い。痛くてたまらない。まぁもうすぐ痛くなくなる。ほら、痛みも引いて永遠の眠りを……。
コツコツ……。
ガチャッ。
ベリアンの部屋
『……これで、もう×××回目ですか…。
どうすれば主様を救えるんでしょうか…。何をしても、主様は帰ってこない…必ず死んでしまう…。 』
バサバサッ!
本をテーブルから薙ぎ倒す。
『はぁ、はぁ……っ。』
何度試しても…主様は救われない。主様、主様―――っ。
『……これで、12回目。今日は…また別の執事が死ぬんだ。』
ガシャンっ!!
私は自身のテーブルに置いてあるカップとポットを落とす。
『死んでも、死んでも意味が無いなら…もうどうすればいいのよ……っ!!!!』
痛みは蓄積してゆく。
傷みは限界を超える。
私はただ。私達はただ―――
貴女を貴方を―――
救いたいだけなのに。
次回
Day.12『ラト・バッカ』
コメント
4件
ミヤジ先生〜生きろぉ!何かベリアン知ってるのか? 死んでも変わらないって逆にどうすればいいのだろう、 もし主が♡♡♡、あるいは天使に♡♡♡れたとする、すると 執事たちは自分たちを責めるだろう、「そばに居たのに何も出来なかった」とか、でも逆に執事が天使に♡♡♡れたとする、 そしたら主は心に傷をおい、同じ日からスタート ん?地獄じゃね?(誤字ってたらすみません)
読了。……重かった、ほんとに。 主様が最後にミヤジに「生きていてほしい」って願ったのに、ミヤジが「後を追う」って言った瞬間、心臓ぎゅってなった。どっちも相手を想ってるのに、想いがすれ違ってる感じが切なすぎる。 ベリアンの「12回目」も背筋が凍った。何度繰り返しても救えないもどかしさ、ぷちさんの紡ぐ絶望の温度、ちゃんと届いてます。 次どうなるか、怖いけど読みたい。更新待ってます。