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飼い主に恵まれない犬がいました。
散歩にも連れて行ってもらえず、世話も満足にしてもらえない犬
鎖につながれたまま体のサイズより小さい狭苦しい小屋の中で虹の橋を渡りました。
目を覚ますと、どこかやさしい場所にいました。
そこで案内人から声をかけられます。
「目が覚めたね。次の人生は選べるよ。人間になるか、もう一度犬になるか」
犬は少し考えてから答えました。
「人間になります。自分みたいな思いをする犬を救う人間になりたい」
そして犬は人間に転生しました。
新しい人生で、大切に育てられ、幸せに暮らしました。
やがて青年になった犬は、保護犬を家族のように大切に育てました。
保護施設にも通い、他の犬や猫の世話も手伝っています。
犬や猫を大切にする人間は、前世が犬や猫で可愛がられてた犬や猫だけでなく、捨てられたり酷い目に遭った犬や猫もいる。
彼はそのことを知っているので、動物を大切にする人を見ると、自然と幸せな気持ちになりました。
ある日、保護施設に新しい飼い主候補がやってきました。
白髪のお爺さんでした。
お爺さんは青年の顔を見ると、にっこり笑って言いました。
「君も、犬の気持ちが分かるんじゃないのかな?」
「え……はい。分かりますけど、どうしてですか?」
「私も君と同じ、前世が犬だったからだよ」
青年は驚きました。
このお爺さんは「変わり者だ」という噂を聞いていました。
ですが青年自身も前世の記憶を持っています。
やっと同じ記憶が残っている転生人間を選んだ人に出会えた――
犬や猫を家族のように可愛がる家族もみんな前世は悲しい思いをしてきた犬や猫、幸せに暮らせた犬や猫が人間に感謝して転生は人間に生まれ変わりたいと願った前世犬や猫だった人達。だから犬や猫を慈しむことが出来るんです。