“君と出会えたから変われたんだ…”《私はチェミィ・キャット・ケイパー。普通の女の子でリドルくんとトレイとは幼馴染でチェーニャとは従兄弟。彼との出会いは結構昔の事、私がチェーニャのお隣に引っ越した頃…》
ートレイ、チェーニャ、チェミィ 6歳時ー
〜チェーニャの家の庭〜
子どもチェーニャ「チェミィ、いらっしゃいニャ」
子どもチェミィ「う、うん…」
チェミィの父「チェーニャくん。これからお隣さんとして、よろしくね」
子どもチェーニャ「はーい」
チェミィの母「チェミィもチェーニャくんと仲良くね」
子どもチェミィ「はい、ママ」
子どもチェーニャ「行こう、チェミィ」(チェミィの手を引っ張って行った)
子ども「あ、うん」
《この頃の私は人見知りで話すのが苦手だったから、よく両親やチェーニャの後ろに隠れていた…》
〜トレイの家前〜
子どもチェミィ「ここ、ケーキ屋さん?」
子どもチェーニャ「そうニャ。トレイ〜」
子どもチェミィ「ビクッ」(チェーニャの後ろに隠れた)
子どもトレイ「やぁ、チェーニャ。ん?後ろの子は誰だい?」
子どもチェーニャ「この子はチェミィ。俺っちの隣に引っ越して来た従姉妹ニャ」
子どもチェミィ「…ペコッ」(少しお辞儀した)
子どもトレイ(ゆっくりチェミィに目線を合わせた)「俺はトレイ。トレイ・クローバーだ。よろしくな、チェミィ」(手を差し伸べた)
子どもチェミィ「…よ、よろしく」(差し伸べた手の指先を少し掴み、握手した)
子どもチェーニャ「!いい匂いニャ〜」
子どもトレイ「あ、ちょうどケーキ焼いたんだ。食べるか?」
子どもチェミィ「!✨」(頷いた)
子どもチェーニャ「食べるニャ〜!」
子どもトレイ「んじゃ、用意するよ」
〜トレイの家 リビング〜
チェミィとチェーニャは席に座って待っていた
子どもトレイ「はい、どうぞ」(切って分けたケーキを2人の前に置いた)
子どもチェーニャ「いただきますニャ〜」
子どもチェミィ「い、いただきます」
2人とも食べた
子どもチェーニャ「美味いニャ!」
子どもトレイ「ははっ、良かったよ。チェミィはどうだ?」
子どもチェミィ「美味しい…」(少し笑った)
子どもトレイ「あ、やっと笑った」
子どもチェミィ「え?」
子どもトレイ「さっきまで緊張してたから。少しでも笑えて良かった」
子どもチェミィ「!えっと…ありが、とう…?」
子どもトレイ「あははは、どういたしまして」
《この時に私は少しでも変わろうと思った。同時に彼に恋をしたのだと…》
ー次の日ー
〜トレイの家 お店前〜
トレイの母「あら?チェミィちゃん。どうしたの?」
子どもチェミィ「あ、あの私にスイーツの作り方を教えて欲しいです!」
トレイの母「あら、いいわよ。一緒に作る?」
子どもチェミィ「!はい」
〜トレイの家 厨房〜
子どもトレイ「あれ?チェミィ。どうしたんだ?」
トレイの母「スイーツの作り方を教えて欲しいって。一緒にいいでしょ?」
子どもチェミィ「💦」
子どもトレイ「うん!いいよ」
子どもチェミィ「!✨」
子どもトレイ「一緒に頑張ろうな!」
子どもチェミィ「うん!」
《私は不純な動機でスイーツ作りを教えてもらうのを建前にトレイに会いに行った。そして、数年が経ち…》
ートレイ、チェミィ ナイトレイブン1年生時ー
〜鏡の間〜
トレイ「な、なんでチェミィがいるんだ⁈」
チェミィ「あは、なんでだろうね。一応入学許可証は貰ったよ」
トレイ「だからって、受けるなよ…」
チェミィ「えへへ。…トレイ」
トレイ「ん?」
チェミィ「これからもよろしくね!」
トレイ「ハァ…はいはい」
《ナイトレイブンカレッジから入学許可証を貰ったのは驚いたけど、チャンスと思って私は入学を決めた。その後、学園長に捕まっちゃったけど、特別OKってなった》
ー現在ー
〜メインストリート〜
チェミィ「トレイ、おはよう」
トレイ「ああ、おはよう。チェミィ」
《私は貴方に恋をしている。貴方は私の事をどう思っているのかな?》
“いつか、聞けるといいな…”
〜to be conteneu〜