久しぶりなのかな?急に暖かくなってまじ暑いまでいく
注意
:👻🔪×🥷🔫です
:本編の時ライバーの名前は伏せません
:自己満です
:死ネタです
:1人ホストでもう1人は学生です
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(🥷🔫side)
父〈お前が悪いんだろ!〉
母〈なによ!あなただって〉
父〈だまれ!〉
ガシャン
ビクッ
まただ、
物心ついた時から親の仲が悪かった
毎日物を投げたり
言葉の言い合い
たまにこっちにも物が来る
どっちが悪いかはわからないけど
お父さんはお母さんに内緒で夜の店に行ってたし
お母さんはお父さんにバレずに浮気をした
どっちもどっちだ
親は僕のご飯も風呂すらも用意してくれなくなった
こんな汚い格好だから学校にも行けない
理由は至って簡単だ
お互いの血の繋がった子なんかを育てたいとは思わないらしい
だから
いつも部屋の隅に邪魔にならないようにいた
でも、
ある日救われたと思った
外で誰も居ないような路地を散歩していると
今にでも吐きそうな男の人がいた
『大丈夫ですか?』
「ん?」
「あ、やばい吐きそう」
「ねぇ、君の家行っいい?」
「散歩ってことは家近いんでしょ」
確か、今日は親がどっちとも仕事だから
『別にいいですけど』
「ありがとな」
「おぇ、」
『ちょっ!』
どんだけお酒を飲んだのだろう
ガチャ
「え、」
『あ、すいません汚いですよね』
『トイレは右のドア開けたらあります』
「わかった」
(👻 🔪side)
あの子供風呂入らせて貰えなかったのかな
あんなにガリガリってことはご飯も食べさせてもらえなかったのかも
あんぐらいの歳の子って今学校じゃないのかな
部屋も酒と割れたものとゴミ袋ばかり
ガチャ
「トイレありがとうな」
『いいえ』
「あのさたまに俺の店とか家に来いよ」
『え』
(🥷🔫side)
もしかしたらあの地獄から少しは解放されるのかな
『いいんですか』
これまで我慢してた事を思い出し涙が溢れ出した
ぽろぽろ
『ひっぐ』
「辛かったな」
「今から俺の家来るか?」
『いいんですか?』
ずびっ
「あぁ」
「ここだ」
「何となく位置を覚えてくれたらいいから」
『はい』
ガチャ
「いちよ合鍵これな」
『ありがとうございます』
「お前風呂入れ」
『えいいんですか?』
「いいに決まってるだろ」
風呂なんかいつぶりだろう
「この服きろ」
『ありがとうございます』
あったかい
こんなに風呂が暖かく感じたのはいつぶりだろう
『でました』
「服おおきすぎたか?」
『いえ、借りた分際で文句は言えません』
「あのさ」
「飯食わすからこれまでの事を教えてくれないか?」
ごはん、たべたい
『わかりました』
「ごめんが俺作れないからカップラーメンなんだけど」
『ありがとうございます』
ずずっ
『おいしい、』
『おいしいよ』
ぽろぽろ
「お前名前なんていうの?」
『叢雲カゲツです』
「じゃあカゲツな」
「俺は小柳ロウ」
『ロウさん』
「ロウでいいよ」
『はい』
「じゃあ話し聞くぞ」
『はい』
「お前の親について教えてくれ」
そしてこれまでの親についてどうしてこうなったか僕の扱い徹底的に話した
「辛かったな」
その言葉が僕を救ってくれた
ある日
親にロウとあっていることがバレた
その理由は風呂もご飯も用意してもないのに
前よりも顔色や服などでバレた
そして僕の扱いがもっと酷くなった
物を投げたりの行為は
全て僕に当てたり
僕を殴ったり
サンドバッグだ
そしてロウとはほとんど会えなかった
〈お前のせいで〉
〈お前がいたから〉
そんな言葉だけを聞いてるうちに自分がなんなのかもわかんなくなっていた
今日は親がいない
ロウに会える
今は夜の11時
ホストクラブにいるのかな
《いらっしゃいませ》
『あの、ロウいますか』
《えっとね、真っ直ぐ行って更衣室みたいな部屋があるからそこの部屋にいるよ。》
『ありがとうございます』
ホストの人とはロウが話してくれてロウがいるかを聞いたら通してくれる仕組みらしい
ガチャ
『ろう!』
「っ!」
「かげつ!」
「お前なんで、その体」
『ロウと会ってるの親にバレて当たり強くなって殴られるようになっちゃったんだよねあはは、馬鹿だよね僕』
「ごめん、ごめん」
そっとロウは僕を抱きしめてくれた
『ろう、僕もう死にたい』
「っ!」
「ま、まだ」
「頼むから」
『わかった』
『あ、そろそろ帰らないと』
「まってるからな」
『うん、ばいばいろう』
「じゃあな」
まだ居たかった
ずっと
痛い
つらい
苦しい
死にたい
そんな気持ちばっか大きくなった
ロウにお願いしたら叶えてくれるかな
いつものように殴られて蹴られて投げられて
父〈お前が居なかったらよかったんだ〉
『ごめんなさい』
『ごめんなさい』
もういっその事今逃げた方が
父〈ちっ〉
ダッ
父〈くそがあいつ逃げやがった〉
走らないと
もっと早く
ろうの家に
外は雨だった
僕は裸足でろうの家に向かった
ピンポーン
「はーい」
ガチャ
「かげつ!」
『来ちゃった』
『迷惑だった?』
最後はろうと楽しく終わりたいから
辛くても涙が出そうでも我慢する
「かげつなんで裸足?」
『えっと、親が出てった直ぐにロウに会いたかったから靴脱いだまま来ちゃったんだ、あははは』
「そうなんや」
今日はこれまでよりも長くろうの家に居たいな
『ねね、ろう』
「ん?」
『なんか紙ない?』
「あるけどなにすんの?」
『僕が死んだら読んでもらう為の手紙』
「もしかしてお前!」
『大丈夫だよ、まだ死なないよ』
4時間たった
そろそろ帰らないと
楽しかった、楽しいひと時だった
ろうと出会って辛かった人生楽しいことが増えた、
『もう帰るね』
「おう」
『ろう』
『最後にさお願いがある』
「なに?」
『僕ろうと住みたい』
「いつかな」
いつかじゃだめなんだよ
ろう
『だよね、ごめんごめん』
『ばいばい』
「じゃあな」
あの手紙はホストクラブスタッフの人に渡そう
『あのすいません』
《あれ、カゲツさん》
『これ、僕が死んだ時ろうに渡して貰えないですか』
《もしかして、死ぬつもりですか?》
『いちよですよ』
《分かりました》
家が4階建てのボロアパートでよかった
親はまだ帰って来ない
いまのうちだ
まだ、雨は降っている
『ろう、ばいばい』
どんっ
(👻 🔪side)
「今日のカゲツなんか変だったな」
「ちょっくら買い物ついでにかげつの家覗いてみるか」
「ん?」
「救急車?」
「あの、すいません!」
「どしたんすか」
[叢雲さんのお宅の息子さんが自殺したのよ]
[可哀想よね、まだ若いのに]
「は、」
「かげつ」
「なんでなんでなんで」
「待ってください!」
[ちょっと君困るよ]
「俺その人の知り合いで!」
[じゃあ救急車乗りなさい]
「かげつ、かげつ!」
「ごめんごめんな」
こんなに泣いたのはいつぶりだろう
大事な人が死んだ
あぁ、こんなに悲しいんだな
カゲツの親は捕まったらしい
もともと、近所からの騒音問題とかでもお世話になってたらしい
あいつらのせいでかげつは
《いらっしゃいませ、ってろうさん》
《どうしたんですか目赤いですけど》
「大切な人が亡くなった」
《それってかげつさんですか?》
「っ!」
《あの、俺かげつさんからロウさんに渡す手紙預かってます》
「かげつの、手紙?」
《今日は休んでいいのでゆっくりしてください》
ロウへ
最初の出会いはとてもよくわかんない感じで出会ったけど僕ロウと出会ってこれまでも辛かった人生だけど楽しい事が増えたんだ。
僕ロウの事が好きなんだ。これじゃあ告白になっちゃうのかな?でも、僕ろうとだったら付き合っても絶対楽しいと思う。こんな汚くて不健康だった僕を救ってくれてありがとう。死んでごめん。僕ね頑張ってお金こっそり貯めてロウの為にネックレス買ったんだ。
ネックレスが僕だと思ってずっと持っててね。今までありがとう
叢雲 カゲツより
「俺も好きだよカゲツ」
「もっと早くにカゲツに気づけれてたら、」
カゲツ聞いてるかな
俺今からカゲツと同じとこ行こうと思うんだ
カゲツがくれたネックレスちゃんとつけてね
『だめでしょ』
『ろう!』
『死んでても僕はロウの近くにずっといるんだから』
なんて、死んだ人の声が聞こえるはずもないのになんでかカゲツに止められたような感じがして死ねない、
「俺カゲツの分も頑張って生きるから」
【ろうくーん♡】
【きたよー】
「いらっしゃい姫」
【っていうかさロウくんって私があげたネックレスは付けてくんないのに前から付けてるそのネックレスは付けてるのなんで!】
「外せないだ」
「これ」
死んだ大切で大好きな人がくれた最初で最後の贈り物だから
どうだったでしょうか‼️
なんか自分でも少し泣きそうになった🥲
涙脆いせいかな
では、また次の話で👋🏻
コメント
2件
まじ泣きそうてか泣きましたほんとにありがとうございます