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○月○日ーー
学園長室では現在。
1人の子供が、学園長である人物に尋問されていた。
「それでは、どうしてそうなったか教えていただきますか?」
「安倍晴明君」
「…はい」
20分前ーー
それはある日の事。
いつものように授業を終えて廊下を歩いていると、
その日その時、とんでもない事件が起きてしまった。
「あ!安倍先生!危ないよー!」
「え?」
「ぎャアァァァ⁉」
背後から聞こえた声に反応して振り返ると
時は既に遅く、謎の液体を頭から全身に被っていた。
「あちゃ~安倍先生大丈夫?」
「ちょっ、蟻田くん!コレなんの液体なの⁉」
「それにちょっと目線が低い気が…」
そう思い手足を見てみると、
自分の手とは思えないほど小さく。
服はぶかぶかで萌え袖状態だ。
「それはね~、蟻田特性!記憶ありでショタ化になっちゃう薬だよ」
「えぇ⁉これちゃんと治るの⁉」
「もちろん!治し方はーー」
「いろんな人とセッ〇スをして、精〇を中に注いでもらう事だよ!」
「えぇッッ⁉‼⁉////」
「こ…高校生がそんなこと言っちゃいけません!!!めっ!!!!///」
「えぇ~これくらい普通だよ」
「というか、それ以外治し方ないの⁉‼⁉治療薬とか!」
「う~ん、それが他に治し方ないんだよねー」
「そ、そんなぁ…」
(キーンコーンカーンコーン…
「あ、チャイムなったから、もう行くね~」
「え、ちょっ………」
「安倍先生またね~~!☆」
学園のチャイムが鳴ると蟻田は元気に教室へと戻っていった。
僕は廊下でただ一人残され、呆然と立ち尽くすしかなかった。
このままでは授業どころではない。
(仕方ない……)
こんな時こそ「ほうれんそう」だ!
(ほう)こく
(れん)らく
(そう)だん
そうして僕は、ダボダボになった服につまずきながらも、
急いで学園長室へ向かったのである。
そして、現在に戻るーー
シーン…っと静まり返る学園長室で、
僕と学園長は対面するようにソファーで座っている。
「…なるほど、状況は理解しました」
今までの出来事を話し終え、
学園長は納得したようにお茶を一口飲み込む。
「とりあえず、授業は他の先生方にしていただくので、
晴明君はなるべく安静にしといてください。」
「え、でも…」
「今は平気そうですが、変な症状が出る可能性があるでしょう?」
「た…確かに、そうですよね…」
学園長にそう言われ、小さく頷く。
大変な事になったなぁ…っとお茶に映る自分を見ていると、
突然学園長が立ち上がり晴明の隣に座る。
学園長の方に目をやると、
頭にそっと手を置かれ、頭を撫でられる。
「が…学園長…?///」
「すみません、あまりにも可愛らしくて、つい…」
急な事で驚いたが、その優しい手つきは居心地が良く
学園長に頭を撫でられると、胸の奥の方がじわっと温かくなる。
「えへへ//学園長に言われるとなんか照れちゃいます///」
「……」
「ねぇ、晴明君」
「なんでsーー…え⁉⁉」
その瞬間、腰をぐっと引き寄せられて、
今では学園長の膝に乗っている状態だ。
「元に戻るには誰でも良いので、セッ〇スをすればいいんですよね?」
「は、い…多分ですけど…///」
「誰かの精〇を注がれなきゃいけないんですよね?」
今更だが、いざ堂々と言われると、
とても恥ずかしい。
顔が熱くなるのを感じながら
コクコクと頷く。
「はい…///」
「では…」
「その役目、私にくれませんか?」
「……」
「……」
「……え???」
学園長から発せられた言葉で
自分は固まってしまう。
僕の目の前に居る仮面越しの瞳は。
獣が獲物を見つめるようで、見ているだけで心臓が速くなる。
あわあわと学園長の言葉に困惑していると、
腰を掴んでいる方とは逆の手で、顎をクイッと持ち上げられ視線が合う。
「晴明君、誰でも良いなら、私でも構いませんよね?」
腰を指先ですりっ♡と撫でられる。
顔を逸らしたくても、無理やり学園長の方へ向けられる。
「…がく…えんちょう??////」
もしや僕は今…。
とんでもない状況に居るのだろうか…?
コメント
4件
もううひゃぁぁぁぁぁてなりましたね学園長大胆だしセッ〇クスしないといけないてゆった時照れてる晴もめっちゃ好き