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9話なぜアイツらは私に惚れたのか…後
カギンッカキッ…
アイリス)はぁ”…はぁ”……(き、きっつ…)
オーディン)次行くぞ!
アイリス)やばっ!
バコンッ
アイリス)い”ッ…ッッッ……くっそ……いてぇ…
コートの裾をちぎって傷口をギュッと縛る
アイリス)チッ…きちぃな…
フラフラになりながらも立ち上がり相手を睨みつける
アイリス)う”ッ…(くっそ…きつっ……魔力なんてすっからかんだぞ…本気でそろそろ死ぬのが目に見える…)
自分の未来は……簡単に言えば、死が見える
アイリス)あ”〜…キッツ……
流石にこれ以上長引かせるのは自分も…世界も良くないと思い禁忌…神から無理に武器を奪う術…これは目の前にいる神から無理やり神器を奪い取る術…危険極まりないし最悪、神に反逆するから最悪死ぬのも処置の上…
でも…生きる事も出来る…自分でもやった事がないから流石に手を出すのは渋ったが…やるしかない…そう思えば開きにくい右目を無理やり開き魔法陣を展開させる
アイリス)ッ”…はぁ”ッ…(キッツ…これで多分…魔力は尽きるな…)「神器剥奪 対象、オーディン」
全身の魔力がズンッと減るのがよくわかった
アイリス)やっ……ばぁ…
目の前のオーディンが居た場所は青白く大きい槍が地面に突き刺さりオーディンの姿はなかった
アイリス)……つか…い……ま…
最期に私は使い魔を召喚し学校に向かって飛ばし私の視界はブラックアウトし…地面に倒れ込んだ
???
アイリス)…(ここは……何処だ…?真っ暗だ…それに、喋れない……体も……うん、動かないな…つまりは…死後…?長く生きた割には寂しいな……)
??)「貴方はよく、世界を守り…、神器を守りました、身勝手な神と良く対等に戦い会いましたね、貴方みたいな人を殺しておくのは勿体ないです」
アイリス)…(??私みたいな人を殺しておくのは勿体ない…?それに身勝手な神って……あいつは自分の神器で召喚されたんじゃ…)
??)「さぁ、目覚めなさい…あなたを待っている人はとても多いです、貴方に期待している人はとても多いです、目を覚まし、あなたを待っている人を安心させ、そして…貴方の明るい未来を歩みなさい、私は全てを知っております」
アイリス)(しっ…てる?全てを…?それに、明るい未来って……なに…?)
??)_さん!_ん…!
うるさい…声…?大分…と、言うか……うるさい…?
??)あい_!_すさ_!!
すごい…泣きそうな…こえ……、しん、でるの…わか…いや、いきてる…?
目を開けると目の前には目を涙いっぱいに溜めて泣いている人達がいた
アイリス)……?
ランス)!!アイリスさ…よ、よか…た……
ランスに抱き締められたかと思えば直ぐに頭をこすり付けて来た
アイリス)…そ、かぁ…ははっ……笑いきてる…わ
ランスの頭を撫でるとランスは体を起こし手を握ってくれた
ランス)よ、よか…た…いきてる……生きてるよ…
アイリス)そう…だねぇ…笑
ランス)はぁ……よか……った…ほんと、に……
アイリス)泣きすぎ…笑
私は……生きていた、死んだかと思っていたが…私の魔道具の中に魔力が残っていた…その魔道具の中に残っていた魔力を全て私に注ぎ込み…私は何とか生きていた
ランスが落ち着いた後、ランスは全員を呼びに病室から出て行った
アイリス)…(何日私は寝ていたんだ…?)
体を起こすと窓の外の葉っぱが生い茂っていた私が眠る前は秋だった…でも今は……夏だった
アイリス)…結構…寝てたな……
ベッドからおり病院服の紐を解き病院服をベッドに置き鏡の前に経つ
アイリス)…痣は…特に変わりは無い……か
鏡の前でクルクルと周り傷の確認をすると全て綺麗だった
アイリス)……そうか…治ったなら良かった…
病院服の袖に手を通すと手の甲には謎の痣が出来ていた
アイリス)…?なんだ…これ
よく見ると痣はまるで天使の羽根のような形をしていた
アイリス)…まさか……な笑
一瞬思ったのは「あの神みたいな存在」の加護…かと思ったが多分きっと…恐らく気の所為だろう……
暫く待っているとランス達が部屋に入って来た
そして…見るや否や私を強く抱き締めてわんわん泣き出した
マッシュは「貴方を見つけた時は本当に酷い状態でした…ここまで回復出来たのはきっと、ランス君達を残すまいと頑張ったからですね」と少し微笑んで言った
アイリス)本当に私どれだけ酷かったんだよ…
マッシュ)簡単に言えば全身ボロボロ複雑骨折のオンパレードでした
アイリス)あ〜…(察し)
しばらく話したあと、私はだいぶ前に疑問に思った事をランス達に聞いた
すると…
ランス)??好きに理由ってあるのか?
レイン)自分より強いやつを守ろうと奮闘するのはおかしいのか?
オーター)好きになったのはおかしいことなのです?
との事
そして……
アイリス)ライオ達どーしたの
何故か私の病室にはライオとアビスとアベルとワースとカルドが残った
ワース)……いや、お前が無事でよかった
アイリス)平然な顔をしているけど…お前ら、魔力の乱れが酷いぞ、どーした?
(少し短編とは改変させてもらうのぜ)
アビス)か、感極まって乱れてるだけかと…
アイリス)魔力は正直だな
私が今見てる光景を教えてやろう
アイツらの背後にピンク色の魔力でハートが大量生産されている
まぁ、見るだけでわかる…「あ、こいつら私の事好きなんだ…すげぇ意外だわ」と
ライオ)え、うそ!
アイリス)ちょーマジ、お前らの後ろから魔力でハートが作られてるのがよーく見えてる
ワース)み、見んな見んな!
ワースが眼前で手をブンブン振って隠してくる
アイリス)そう言われたってな、分かるもんは分かるんだからな…
ライオ)と、とりあえず見るなー!!!
アイリス)は、はいはい笑
暫 く落ち着き
アイリス)んで、お前らの魔力から見るに…察して…良き?
アビス)ま、まさかこんなのでバレるとは…
アイリス)な、なんか…悪い…?
キョトンと首を傾げて言うとライオが「悪くは無い…が、ちゃんと言わせて欲しい」と真剣な目を向けてきた
アイリス)別に…いいけど、私、凄い真剣な話とかムリ…だよ?小っ恥ずかしいからね
アベル)それでも言うよ、ちゃんと言わなきゃ伝わらないって聞くし
アイリス)そ、そう…?
全員は凄い真剣な目で伝えてきた
「好きです、そばにいさせて下さい」と
凄い真面目にそう言われ少し照れくさくなったが「ま、まぁ…好きにしたら?」と、遠回しにOKを出せば凄い嬉しそうな顔をした
アイリス)え、ちょ…や、うぎゃあ!?
こうして、私とアイツらの中の深め方だ
今では初めて会った性格はどこへやら…
レイン)あれ…この日記…
アイリス)あ、ちょっ…ばかばか!そんなの見るな〜!!!!
レイン)…ヤダ、見せてくる
アイリス)ちょ、や、やめろバカぁぁぁぁぁぁ!!!!!!