梅先輩から言われても…過ごした日々が違うから俺は頷けなかった…。
大切にされてた梅先輩と親の言う事に何も言えなかった幼少期な俺。
ふと心に思ってしまった。
梅先輩みたいな両親から愛されていたら、と。
そう考えたら俺のこの気持ちはどうなるんだろうか、本心がどちらか分からなくなる…。
本当は、愛されたい。両親からの愛情を受けたかった。周りから愛されて、好きに笑って遊んで、誰からにも愛されたかった…。
でも現実は真逆で、親からは見放されて、誰からも愛されなくて、怖くて怖くて日々を恐れんで過ごした。
だから亡くなっても好かれていた梅先輩が羨ましくて…、周りの風鈴生も羨ましく見えて……。
楽しそうで笑いあってる姿が妬ましくて、悔しくて…。
心の怒りが溢れそうで、それを押される自分とせめぎ合いになって、辛くて辛くて…、苦しくて。
正直に話しても皆心の病だと、頭が可笑しい、周りと違うと言われて、苦しくて苦しくて……。
皐月『…。』
何も言わなくなった俺に不信感を覚えた梅先輩は
梅宮「?皐月、大丈夫か?」
皐月『…、もぅ、やだ…ッ』
梅宮「大丈夫か?皐月、深呼吸だ!」
皐月『…ヒッ、クッ、ヒッ』
梅宮「…!皐月!しっかりしろ!俺の顔向けるか!?」
皐月『ヒッ、フッ、グゥッ!』
梅宮「皐月!?大丈夫か!?」
皐月『…ヒゥッ』
梅宮『…ッ、皐月許せよッ』
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