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サタン視点
ルシファーへの嫌がらせが成功した試しがない
どんな呪いを掛けても,高レベルな魔術を掛けてもすぐに解かれてしまう
それがものすごく悔しい
だからこれまでにない嫌がらせをしてみることにした
今日は俺とルシファーしかいない
絶好のチャンスだ
ルシファーはライブラリで椅子に座って本を読んでいる
俺はそっとその背後に近寄る
グッと顔を近づかせて驚かそうとする
ふいにルシファーが振り向いた
ルシファー「サタン」
俺とルシファーの距離はゼロだった
唇に柔らかな感触がした
“それ”を俺はよく見ていて知っていた
事故キスというものだった
本でしか見た事が無かった
ましてや自分が,なんて思わなかった
思わず口に手を当てて後ずさった
ルシファー「サタン…顔が赤いぞ?」
目の前のコイツは笑って言った
ルシファーは俺にじりじりと近寄る
する,と俺の頬に手を当てた
ルシファー「サタン…」
心臓が高鳴った
ルシファーの顔は妖艶で思わず見惚れてしまった
いきなり食らいつくようなキスをされた
舌を入れられて頭がふわふわする
サタン「んっ…ふぁっ…」
知らない。俺からこんな甘い声が出るなんて
ルシファー「可愛いじゃないか,サタン」
俺とルシファーの唇が離れた
どちらかは分からない銀色の糸が垂れて切れた
目の前がクラクラする
腰が抜けてへたり込む
突然ルシファーに抱えられた
そのままルシファーの部屋まで連れられてベットに押し倒された
鍵は閉められている
ルシファーは俺に覆い被さってまた深いキスをされた
サタン「んぅっ…何をっ…!」
ルシファー「まだ始まってすらいないぞ
へばるなよ,サタン」
サタン「あっ…嫌だっ…まっ!」
No視点
「深くて甘い夜,2人は愛し合っただろう」
金髪の少女が本を閉じて言った
少女「次は何を観ようかな〜」
傍にいた少女の兄であろう同じ金髪の青年が少女に言った
青年「本当にお前はそんなのが好きだな」
少女はにこやかに笑いながら言った
少女「せやねぇ
幸せな世界を見るんは好きやから」
青年「ふっ,だがあまり世界を弄りすぎるなよ」
青年と少女は____2人の閻魔は笑い合って次の物語を見始めた
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
うーん,なんか意味不明だな