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「濱野あんた全然終わってないじゃない、12時までにせめてこれとこれは終わらせて」
「ええ〜〜こんなのあと2時間で終わんないですよ〜〜〜、、、」
「終わらせるの、ほら頑張って」
顧問の先生に課題の進捗を見せにいった空が戻ってきた。
「はあ、、今年は課題こつこつやる予定だったのに、、紫乃はもう帰れるんだよね、、」
「、、昨日急いで終わらせたし、ギリギリだったよ」
「それまでに残りを一日で終わらせられる量にしてたんでしょ偉いよ〜〜〜、、私も昨日頑張ったけどまだこれだけあるもん、、、」
空は机に突っ伏して嘆いていた。
「手伝えることあるなら手伝うよ」
「ほんとに!?!?」
急に体を起こして笑顔になった。
「濱野、もう終わってる人を巻き込まないの」
「すいません、、、ごめん紫乃、、」
「あ、ううん」
すごく助けてあげたかったが、頑張ると言って机に向かったので、教室を出ることにした。
「紫乃おーはよっ」
教室の前に玲花が立っていた。
「おはよ玲花」
課題チェックはバド部だけでなく他の部活でも行われる。女テニも今日らしく、昨日の夜中に玲花から課題を終わらせた報告のLINEが来た。
「はあ良かった〜〜、今年はこの日までに終わらせられて、、 」
「去年大変だったもんね玲花」
「ほんとそうだよ〜〜成長成長!よし、じゃあ帰ろ」
「あ、、ごめん今日ちょっと用事あって」
「あれそうなんだ、わかった!じゃあまた月曜だね」
そうだね、と頷いた。
「あと」
玲花にまだ言っていなかった。
「佐倉くんに、ちゃんとごめんって言った」
「、、そっか」
玲花はうっすら微笑んだ。
「お断りしたってことだよね」
「うん、そう」
「紫乃がちゃんと答え出せて良かった」
優しく笑う玲花は、でも、と続けた。
「それって、上岡を選ぶってこと?」
「、、選ぶ?」
「きっと、紫乃は二人のどっちかを選ぶとかそういうのは考えてないと思うんだけど、佐倉くんのことは振って、上岡と花火行くんだよね、それって上岡のこと選ぶみたいなもんだよ」
側から見れば、そうなのだろうか。
「、、ああその、紫乃のこと急かしてるわけじゃなくてね、、!?ごめんね」
「、、いや、ううん、普通は多分そうだよね」
そうだ、普通ならそういうことだろう。
私がずっと分からないと言ってうだうだしているからだ。
「とりあえず、ちゃんと考えて佐倉くんに伝えられたみたいでよかった」
「うん、色々教えてくれてありがとう玲花」
玲花はううん、と言って笑った。
「、、用事って美術部?」
「ああ、…うん、美術部」
「、、そっか、行ってらっしゃい」