テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
ただの、私の思ったこと、空想、感じたこと、起こったことを小説化した、チョ~~~~しょうもないどうでもいいやつです。
❥_________________❥
現実に推しが居るっていいな。
わたしは最近、そう思い始めた。
現実に推しが居るリアルの友達も、従兄弟もみんな口々に、「次の月に推しのライブあるんだよね〜!」とか、「ファンサに、サインもらっちゃったあ♡」だとか、2次元界隈には決して無いような(スタライのぞいて)サービスを受けまくってる。
そんなん……ズルくない????
とはいえ、一度惹かれてしまった以上、この想いを辞めることなんてできない。
だってそうでしょ?
私はスマホのスクリーンに映る彼を愛おしく眺める。
だって、こんなに可愛い。
見ているだけで、こっちまでが元気になるような冴えた笑顔。
可愛くて、カッコいい。そんな、罪な子。
現実なんかと違って、決して裏切ったりなんてしない。
よくあるじゃん?なんか、人気アイドルが女性と密会して……、…とか、犯罪を犯してた__、だとか……。
自分が推してた人がそんな事してるなんて知ったら、私だったら死にたくなるくらい嫌だし、悲しくなる。
だからかな、未だに2次元の沼から這い上がれないのは。
もしかしてリア恋?んなわけないか、(とは言い切れないけど)…流石に、それは推し様に申し訳なさすぎる…、。
っていうか、今日期末の順位帰ってきたな…。無駄に成績よくて草生えたっけ、w
まぁとうでもいっか。
布団にごろん、と転がると、某音ゲーアプリのライブアイコンをタップし、難易度Expertを選びゲームを始めた。
_数分後…
「うわ、ズタボロww」
置き型勢が、無理やり親指でやったせいだろう。
クリアゲージにも満たず、おびただしいmissの回数に乾いた笑いが込み上げてくる。
だが、そんなことは気に留めず、今度はクリア回数を確認する。
_99_。
記載された数字に目を少し見開いた。
「あと一回じゃん…!」
100回で称号が貰えるため、今のうちにあと一回くらいはやろうかな、とライブアイコンを押そうとした…が、さっきのズタボロを思いだし、今はやめておこう、と諦めた。
私のくせに、諦めるなんて珍しいな。
そう思いつつ、アプリを閉じるとふっ…と、目を休ませた。
脳裏に浮かぶのは、満面の笑みの、最推しの顔。そして、無表情や、はにかんだような顔や、自信満々な顔の推したちの表情。
どれもこれも、私にとって大切なもの。
「…えす。」
そして私は、一番に大好きな彼の名を呟き…いつのまにか、ころりと眠りに落ちてしまったのだった。
コメント
17件
共感の嵐すぎる…!!! 1回は夢思考抱いちゃうよね…(?) ほんとに…推しは偉大()
ほんと、なんでだろ。この小説はほんの数分で描き終えたのにさ、推しカプで書こうとすると時間単位でかかるの……
めっっっちゃ共感!!二次元は裏切らないからって、ずっと言い聞かせてきてるけどやっぱり推しに会ってみたい...!!