極短物語「能力の代償」
生まれつき俺には過去と未来が見れる“能力”があった。
予知夢みたいに限定的に見れるんじゃない。いつでもどこでも見れるんだ。そこで俺はこの“能力”を使って人を助けれないか?と考えた。
そこで思いついたのが警察官。警察官になれば事件の真相や犯人を見て犯人をとっ捕まえたりできる。
俺は中1になってから勉強に集中し、警察官に見事になった。そしてそれからどんどん俺は事件を解決していきやがて刑事になった。
そこまでの道のりで色々世界も変わった。その中でも気になったのが、法が増えたんだ。
何の法かは公開されていない。
それでも俺はどんどん“能力”を使って事件を解決していった。
そんなある日、俺が家でゆったりしていると家のチャイムが鳴った。
「はーい、いまでまーす。」
そう言って俺は誰が来たのかも確認せずドアを開けた。
するとそこには警察官が立っていた。
「ど、どうされました?」
俺がそう聞くと警察官は真面目な顔をして言った。
「○○さん。あなたを“カンニング罪”として現行犯逮捕します。」
その時から俺の“能力”は使えなくなってしまった。
〜完〜
この物語をフィクションです。
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