こんばんは、奏佑です!
今回もリメイク作品ですね!
リメイクしてても書いててもたまに
思うんですけども…僕の作品色分けの
兄弟設定多いですね、()
※ 赤桃兄弟設定あり。
ちょいメリバ気味。
御本人様には一切関係御座いません。
ー
【 水side 】
悪魔は、天使との接触が多いと
浄化されてしまう。
白「 迎えに来たでいむくんっ! 」
水「 しょ〜ちゃん!✨️ 」
青「 アイツらほんま仲ええなぁ… 」
黒「 あんま近付きすぎるなよ! 」
白「 分かってるって! 」
水「 行ってきま〜す! 」
ー
僕の幼馴染は悪魔だ。
もう200年は一緒に居る。
水「 身体大丈夫なの? 」
白「 ん〜、どこも異常ないなぁ… 」
水「 200年も一緒にいるのにね、? 」
白「 不思議よな、w 」
天使と悪魔の接触が多いと
悪魔側が浄化されてしまうのだが、
僕の幼馴染には何も変化がない。
普通なら100年も経たずに
消えてしまうというのに。
水「 今日どこ行く? 」
白「 前は湖行ったから、今日は暗いところがいいな! 」
水「 ん〜…じゃああの森行こうよ! 」
白「 お、ええな!行こ行こ! 」
水「 …あ…、? 」
後ろから見た初兎ちゃんの羽の形が、
少しおかしかった。
水「 …初兎ちゃん、 」
白「 ん? 」
水「 …僕達、ずっと一緒だよね…? 」
白「 ……今更何言ってん、? 」
「 当たり前やん、 」 ( にこっ
水「 …だよね、! 」
白「 なに急に、どうかしたん?w 」
水「 ん〜ん、聞いただけっ! 」
「 行こ! 」
僕達はずっと変わらずこのままで。
そう、思っていた。
ー
ある日突然、初兎ちゃんが
僕の所に 来なくなってしまった。
水 < 初兎ちゃん大丈夫…、? >
赤 < 一応ね…、疲れが一気に出たのかもってまろが言ってた >
水 < …そっか、 >
< お大事にって、言っといて >
赤 < うん >
桃「 なんて言ってた、? 」
水「 熱出てるらしい… 」
黒「 そうか…ごめんなぁ、俺が人間じゃ無ければ診ることも可能なんやけど… 」
桃「 俺も治せるとは思うけど、変に近付いて浄化させちゃったら嫌だし… 」
水「 初兎ちゃんは耐性があるから大丈夫って言ってたよ、? 」
桃「 それはほとけっちだけだよ。俺は多分だめ。 」
「 りうらは兄弟だから大丈夫なだけ。まろだって契約してなかったら俺に近付けないからね 」
水「 …そっか 」
黒「 まぁ…とにかく、回復するのを待つしかないな 」
水「 うん… 」
ー
それから少し経った日のこと。
初兎ちゃんから家に迎えに来て欲しいと
連絡があった。
水『 もう大丈夫なのかな… 』
なんて思いながら向かっていると、
公園にないちゃん達が集まっていた。
ただ通り過ぎようとしたのだが、
聞こえた会話の内容が、何となく
僕に関係があるような気がして
その場に留まった。
桃「 …それで、どうなの? 」
赤「 良くは、ない…、 」
青「 もう魔術で修復出来んところまでは来とる 」
桃「 そっか…、でも逆によくここまで頑張ったよね… 」
赤「 羽も飛べないくらいボロボロだし…悲しいけど、ほとけっちとはもう会えないんじゃないかな… 」
僕が、誰と会えなくなるって…?
青「 …もしかしたら一週間も持たないかもしれんよあれ…、 」
桃「 あにきは様子見たんだっけ? 」
黒「 あ、いや…見てへんからどんな状況なのかさっぱり…、 」
赤「 …さっきからずっと黙ってるけどどうかした、? 」
黒「 …ほとけ、 」
水 ( びくっ
黒「 出ておいで。 」
桃「 え…ッ、 」
水「 …なんで分かったの…? 」
黒「 ずっと誰か聞いとるなって思っとったけど、気配消すの上手かったからほとけかなって… 」
水「 そっか。 」
「 …それで、僕が、誰と会えなくなるって? 」
桃「 っ、それは…… 」
青「 ……初兎の身体が限界なんや。壊相も始まっとる。 」
初兎ちゃんの身体が限界?壊相、?
もう、会えない…、?
…嘘だ
青「 だから…もう初兎には会えな… 」
水「 嘘だよ、初兎ちゃんは…、ずっと一緒だって言ってた…、 」
「 昔から、約束してた…、!僕から離れないって、!! 」
桃「 ほとけっち…、 」
水「 嘘吐かないでよ…、! 」
黒「 あっ…、ほとけ、!! 」
そこから逃げるようにして、
全速力で初兎ちゃんの所まで飛んだ。
水「 …っ、初兎ちゃん、来たよ 」
「 どうしたの、? 」
白「 いらっしゃいいむくん。 」
水「 ッ…その羽… 」
白「 …もう、限界みたいや 」
みんなが話していた通り、
羽はボロボロでもう飛べそうになく、
身体の一部は崩壊し始めていた。
水「 なんで…、ずっと一緒って言ったよね…? 」
白「 うん、ずっと一緒。 」
水「 でもこのままじゃ初兎ちゃん…、 」
白「 …うん、だからな、俺と契約しよういむくん。 」
水「 …け、い…やく…? 」
白「 そう。 」
「 …俺のこと好き? 」
水「 好きだよ、大好き 」
白「 俺の為なら死ねる? 」
「 当たり前じゃん、僕の彼女でしょ…? 」
白「 …なら大丈夫やね 」
どこか複雑そうに微笑む初兎ちゃん。
契約方法は至って簡単で、呪文を
唱えながら手を繋いで 湖に落ちるだけ。
発動条件は互いに想い合っている者
同士であること。
俗に言う心中というものだろう。
白「 出来る? 」
水「 うん 」
白「 ほんまにええの?ないちゃん達悲しむんちゃう、? 」
水「 …僕は、初兎ちゃんと一緒にいたいから。 」
白「 …そう、 」
「 この契約にはな、天使がよく使ってる湖を使わなあかんのよ 」
水「 僕溺れないよ、? 」
白「 呪文でなんか変わるんちゃう? 」
「 俺も試したことなんてないからわからんけど 」
なんて言って笑う彼。
これから死ぬというのになんて
呑気なんだろうか。
白「 あと…申し訳ないんやけど肩持ってもらってもええか? 」
「 もう一人じゃ歩かれへんのよ…w 」
足元を見ると足に亀裂が入っていて、
もう既に欠けている部分もある。
水「 …ん 」
白「 お…わ、 」
「 …んふふ…っ、wなんかこれ恥ずかしいな、?w 」
水「 これで飛んだ方が早いでしょ? 」
白「 お姫様抱っこ初めてされたw 」
水「 初めてじゃないと困る… 」
白「 そうか、w 」
水「 よし…行くよ、 」
白「 おう 」
家から出る際、ないちゃん達が僕らに
向かって何か叫んでいるようだったが、
お構い無しに湖の方へ向かった。
ー
水「 ここでいい、? 」
白「 うん、大丈夫 」
水「 手伝えることある? 」
白「 ん〜…、あ、これ持ってて 」
そう言って渡されたのは蔦で出来た
頑丈そうな輪っか。
水「 なにこれ? 」
白「 木蔦( キヅタ )って言ってな、契約に必要なんよ 」
水「 へ〜…これ持っとけばいいの、? 」
白「 んや、こうやってな…首に付ける 」
水「 ん…ありがと、! 」
白「 どういたしまして、w 」
「 …んじゃいむくん、手貸して。 」
「 呪文は俺が唱えるから、引っ張ったら一緒に落ちてな 」
水「 分かった 」
手を繋ぐと、初兎ちゃんは呪文を
唱え始めた。
恐らく悪魔専用の言葉だろう、
何一つとして聞き取ることが出来ない。
白「 …契約を結ぶ。 」
そう言うと初兎ちゃんは
僕の手を引いて湖に落ちた。
天使がよく使っている澄んだ湖だから、
地上にいるように息がしやすい。
少し目を開けて初兎ちゃんを見ると、
苦しそうに口から大量の泡を吹いている。
…何故。
心中をしようとしているというのに
何故初兎ちゃんだけがこんなに
苦しんでいるのだろうか。
白「 い…む、く… 」
「 ありが…と…な… 」
水「 …え…、 」
「 ッ…まさか…っ、! 」
上に上がろうとした時にはもう遅かった。
初兎ちゃんがゆっくり目を閉じるのを
確認した直後に、僕も意識を失った。
ー
目を覚ました時、近くに初兎ちゃんは
居なかった。
代わりにそこに居たのは心配した表情で
僕を見るないちゃん達。
黒「 ほとけ…!大丈夫か、!? 」
水「 …みんな… 」
青「 …お前、首に付いてる鉄の首輪どうした…、? 」
いふくんに言われて首を触ってみる。
湖に反射して見えたのは紫色の模様が
入った鉄の首輪。
水「 あれ…蔦じゃ、ない…? 」
赤「 は…蔦…、? 」
「 ま…って、?今、湖にいたよね…? 」
桃「 …蔦ってまさか木蔦じゃ…、! 」
外そうとしたのかあにきが僕に触ると、
首輪から白い煙が発生した。
赤「 ほとけっち…、!今すぐその首輪外して、! 」
水「 え…なんで… 」
「 ゔぐ…っ”…、!? 」
首を絞められたような感覚がして
再び首輪を触ると、誰かの手があった。
水「 あ”…、? 」
後ろを向くと、湖に入る前とは違う、
どこも崩壊していない綺麗な状態の
初兎ちゃんがふわふわと浮かんでいた。
水「 しょ…ちゃ…ッ 」
白『 迎えに来たよ。 』
桃「 待って、まだいむは…、! 」
赤「 なんで…、 」
白『 なんで、って…、 』
『 お互い了承の上やし 』
『 契約、結んでもうたんやもん 』
『 もう、どうしようもないで。 』
『 なぁいむくん? 』 ( にこっ
嗚呼、本当にどうしようもない。
結局僕は、どうやっても逆らえない。
白『 …行こう、いむくん 』
生きていても、死んでいても。
初兎ちゃんから離れられないのだから。
ー
はい、約4500文字お疲れ様でした!
リメイク前が謎だとどうやっても謎の
仕上がりになりますね()
まぁでも一旦書けたので…、w
多分ね、もう一年くらいしたらまた
リメイクすると思うので妥協します(?)
あ、ちなみに鉄の首輪に変わった
木蔦の花言葉…的なものは、
「 死んでも離れない。 」です!
それじゃあまた次の投稿で
お会いしましょう!
コメント
10件
リメイク版ありがとうございます!😭💞最高です!!👍✨ お互いに依存してるっぽいけど、白さんのほうがやっぱ悪魔だから欲深めというか愛が重めなのかな…?ほんとに終わり方がすごく好きです!!!😍😍
見終わった瞬間、やば……ってなってしまった、!!依存感あるのとか最後の鉄の輪の意味とか知って語彙力消えそう……( 過去の見てきた後に見たらなんかもうすごいってなった︎👍🏻 ̖́-((語彙力
ちょっとリメイク嬉しすぎるんですけどおお😭😭♡ 儚い感じの物語だいすきなの🥹🥹🫵🏻♡