はじめに
・この作品はknrbです
・実在する方のお名前をお借りした作品になります。ご本人様とは一切関係ございません。
・腐向け作品、nmmnとなっております。こちらが苦手な方、理解のない方は閲覧をご遠慮くださいますようお願い致します。
・素人の書くものですので口調等おかしなところがあるかと思いますが、目をつぶって頂けますと幸いです。
・思いつきで書いたものなので話のまとまりがありません。暖かい目で見ていただけると嬉しいです
・カップリング要素は薄めです。
・あとがき有(とばしていただいて構いません)
一言失礼致します‼️
嬉しいことにフォロワー様90名様突破致しました!
皆様本当にありがとうございます🙇🏻♀️🙇🏻♀️🙇🏻♀️
・よくわかんないパロ
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蒸し暑くて苛立ちを覚えるこの季節。
夜は特に蒸し暑い。
生ぬるい夜風。
それと共に流れてくる祭りの匂い。
今日はどうやら近所で夏祭りが行われているらしい。
普段静かで真っ暗な神社の前は人で賑わっており提灯で弱く照らされている。
もちろん俺はわざわざ暑い中外に出るなんてことはしたくないためベランダから神社を見下ろしているだけ。
「ん?」
手に持っていた煙草が吸い切った時ふと人がいない神社の方に目を移すと石段に座る小柄な男が居た。
子供には見えないが大人っぽくもない。
距離が遠いため顔の特徴はよく分からない。
布面をしているようにも見えた。
妙に気を惹かれる。
彼から目を離せない。
彼がなにかしているわけでも何でもない。
ただ目が離せなかった。
ずっと彼に見入ってしまっているとバチッと彼と目が合った気がした。
その途端全身に電流が走ったような感覚がした。
彼に会いたい。
そう思った時には玄関を飛び出していた。
ガヤガヤと賑わって五月蝿い神社までの道を走る。
鳥居の前に立てば先程の祭りの通りとは思えない静けさと雰囲気があった。
そんなのはどうでもいい、彼に会いたいんだ。
だけど先程の石段に彼の姿はない。
俺が神社の敷地内を見回していると背後から声を掛けられた。
「あんさん、俺の事探しとる?」
「っうわぁ!!!」
そこにはやはり小柄な男がたっていた。
顔には天と書かれた布面をつけているようだ。
あまりにも俺が驚いたせいか目の前の男はうっさいわぁと悪態をつきながら石段に向かっていた。
「お、お前何もんなん…」
「んぁ?俺?」
「んー、、秘密!」
「はぁ、」
楽しそうな声で口に人差し指を当てる男。
妙に魅力的な声に人柄。
もう俺の目には彼しか見えなかった。
「お前こそ誰なんや?」
「え、あぁ俺はkn。」
「ほーん。knね。」
「俺はrbr。名前だけ教えたるわ」
「rbr、か、、」
隣に座れ、というように石段に座り手招きするrbr。
言われるがまま石段に座る。
「さっきベランダから見とったのお前やろ?」
「あー、俺やな。」
やはり目が合ったのは本当だったようで俺が彼を見ていたのはバレていたようだ。
「こんな祭りで賑わっとおなか暗い神社に1人おったら気になるやろ。」
「そぉ?」
「あっせや、暇やから相手してぇや!」
「相手ぇ?」
何かを思い出したように暇だから相手しろ!というrbr。
出会って数秒で身元も分からないこの男と何をするのだ。
「あぁ特にすることは無いんやけどね」
「ただ、ここ最近人と喋っとらんかったから話し相手になって欲しいねん」
「そんなことか、ええで」
彼と喋ることに夢中になっているとそろそろ祭りも終わる頃。
あんなにうるさかった神社前の道は人はほぼおらず人の話し声も遠くなった。
大きな音を立てて花火も打ち上がっている。
「こんなに喋ったの久々やぁ、、」
「楽しんで貰えたなら何よりやわ」
「うん。」
「、、、?」
途端に儚げな顔をする花火に照らされたrbr。
布面で顔はよく見えないけれどどこか彼の横顔に儚さを感じた。
声色は弱々しく先程までのハキハキとした彼の声ではなかった。
静かに消えてしまいそうな、今ここで引き止めなければ会えなくなってしまいそうな、そんな雰囲気。
「俺、お前さんに出会えてよかったわ」
「、?ありが、とう?」
彼は決してこちらを見ない。
「また、会えたらええな」
「毎日来たるわ」
「毎日かぁ、、」
君は少し困ったように笑った。
世辞なんかじゃない。
彼の為なら毎日ここに通うことなんて出来てしまうほどに彼に惹かれてしまった。
君を手に入れたい。
消えてしまいそうなほど儚い君を消えてしまわぬよう俺のものにしたい。
「また、来年かなぁ、、」
「毎日会えへんのか?」
「うーん、、。」
「また来年の夏祭りに会いに来て」
「お、おん。わかった」
「絶対行くから忘れんといてな。」
“毎日”
その言葉に歯切れ悪そうに唸る君。
この地域の人ならば毎日会えるのでは、と思ったが彼にも事情はあるのだろうと毎日は諦めた。
ゴクリ。
唾を飲む音が聞こえ花火から君へと視線を移そうとすると
「───。」
最後の大きな花火と共になにか声が聞こえたが視線を移した先にはもう彼はいなかった。
ごめんな。
彼とあったあの日からちょうど1年がたった頃、また夏祭りが開かれた。
あの日から1週間ほど彼が好きと言っていたコーラを持って神社へ通ってみたが彼の姿は一度もみられず諦めて1年待つことにした。
毎日彼が頭から離れなくてやっと迎えたこの日に喜びは隠しきれない。
神社に彼が本当にいるかなんて分からないけれど神社へ走った。
「い、ない、、?」
あの日座っていた石段に彼の姿はない。
居ないなんてことを信じたくなくて敷地内を彷徨う。
すると社に名前の書かれた札が何枚か貼ってあることに気づいた。
関係ないとも思ったが少し気になって目を通しているとこれらの名前は神様へ差し出された”生贄”の名前らしい。
昔は本当に生贄があったのか、そう感心して名前に目を通すとふと気になる名前があった。
「天乃、ろ、ぼた、、?」
呂戊太。
ロボタ。
ろぼた。
どことなく彼の名前に似ている。
そう思った途端身体が凍りついた。
手に持っていた彼の大好きな飲み物もその場に落としてしまった。
もしかして、と思ってしまっては終わりだ。
嗚呼、気付きたくなかった。
「なんで、rbr、」
儚げな顔をする君に問詰めれば良かった。
もっと君と長い時間を過ごしたかった。
君と早く出会いたかった。
後悔ばかりが思い浮かぶ。
「rbr、、rbr、、!」
現実だと思いたくなくてひたすら君の名前を呟く。
君の返事が来るわけなんてないのに頭の片隅で君からの返事を想像してしまう。
あのイタズラな笑顔で笑いかけて来るだろうか、それともまた脅かしてくるのだろうか。
君を期待してしまう。
こんなことになるならば祭りなんてなくなってしまえばいいのに。
この地域の神社は古くから伝わる生贄制度がまだ消えていない。
生贄にはこの神社に近しい家系の成人が選ばれるらしい。
毎年夏に開かれるこの祭りはただの夏祭りではなく、生贄を神に捧げるための儀式のひとつなんだとか。
あとがき
この間フォロワー様80名ありがとう!なんて言っていたのにもう90名様を突破致しました!
本当に皆様ありがとうございます🙇🏻♀️🙇🏻♀️🙇🏻♀️
今回のお話はよく分からなすぎますね。
大分前に書き始めたものなので自分がどういう話を書きたかったか忘れてしまいオチ弱になっちゃいました(^_^;)
knさんが上手く掴めなくて誰状態ですね…🥲
最近新しい生活に慣れてきてお話を書く余裕が出てきて今2つほど完成しているので近々出します(^-^)b
2つともknrbなんですけれども…。
では、あとがきまで読んで頂きありがとうございました(՞ . .՞)”
六弥
コメント
2件
さ、最高だぁ…天才だ…