テラーノベル
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期間空きすぎて結構おかしい部分もあるかもしれんませんが出来る限りこの前の話の情報を見ながら書いたのでご容赦ください。
スア「はぁ…何事も上手くはいかぬな。」
兵士「弱音を吐いていても仕方はありません。ひとまずこの状況で出来る事を探すとしましょう。」
スア「そうだな…。キリカル方面の指揮官め…押せ押せの雰囲気に流されバカなことを…。」
兵士「まぁ作戦外の行動も多少の時間稼ぎにはなりましたけれどね。」
スア「本来ならその3倍の時間は稼げたはず!それなのに…クソッ…。」
兵士「まぁ落ち着いてください。これから作戦の指揮は完全に貴方にあるのですから。」
スア「あぁ…そうだな。」
兵士「では、状況説明でもしておきましょうか。」
ーキリカル方面戦線状況ー
北部戦線、展開部隊兵力に減少少なく。防衛ラインに異常なし。補給の位置も良し。
中央戦線、展開部隊に傷を負っている者多数。後退に困難極まる。物資が最も少ない。
南部戦線、防衛ライン崩壊寸前。師団長一名撤退。補給網停滞。
スア「ふむ…我らのキリカル方面の指揮を取る場所は南部が良さそうだな。補給網の改善をこなし騎馬の到着を待てば南部はロミナ隊到着まで稼げる。」
兵士「ほう…我らはそれをこなし撤退ですか?」
スア「いや、中央の荒れ具合が気になる。」
兵士「ではどうしますか?」
スア「クロ隊の兵数を丸々中央に投入する。」
兵士「…クロ隊は今どこに?」
スア「もう既に臨時首都で待機しているはずだろう。コイカの攻略も済んでいるのだからな。残した伝令に伝えるよう申し付けてある。」
兵士「では大丈夫と…。」
スア「あぁ。中央は南部が済んだ後に向かえば確実に間に合うだろう。最も不安なのはそのクロ殿に戦いの才があるかだが…。」
兵士「流石に持つでしょう。」
スア「まぁそうだな。防衛命令しか出していないのだから持ち堪えるか。」
ークロ隊、行動開始ー
クロ「はぁ…また戦闘とは…嫌なものよ…。」
兵士「ここの戦いを勝てば暫くは平和な国を作るとなっていますから耐えましょう。」
クロ「本当にそう上手くいくか…?まぁ良い。ひとまず我らは伝令に言われた通り中央防衛へと動くとしよう。」
兵士「分かりました。」
ー主な大部隊、行動決定ー
スア隊、前線既に到着。
クロ隊、到着まで45日。
突撃隊、到着まで50日。
ロミナ隊、到着まで90日。
現在の日付、1834年1月14日。
スア「さぁて…ここからは完全な防衛戦。皆、死力を尽くせ。」
兵士「おぉ!!」
南部戦線にスア隊全兵が加勢。敵方の大攻勢が起こっていた。
スア「チッ…やはりこの状況を見逃すような奴らではあるまいか…。」
兵士「連れてきた兵士ほぼ全員に補給網を整えることを命じて宜しかったのですか!?」
スア「そうでもせねば騎馬の通る道が無くなる!我らの補給には貨物などがない!ほぼ馬によって成り立っているのだから仕方のないもの!」
兵士「けれど半分などで良かったのでは…」
スア「突撃隊が我らの予測より早く戻ったときに無駄に時を使わせる訳にはいかない!物資の限られている今は一刻も早く戦場入りしてもらわねば物資の浪費に繋がる!」
兵士「まぁそうですけど!それでもここをどう抑え切るのですか!?ゲリラ戦もできぬ平地ですよ!」
スア「師団長が傷によって下がり指揮統制が乱れ戦線が荒れただけ!兵数に減りはあまり見られぬ!おそらく反転攻勢は最も成功した場所なのだろう!指揮を取る者がいればここの兵を最大活用できるはず!」
兵士「そうですか!では信じますよ!」
スア「ではここから第二防衛線まで撤退する素振りを見せよ!敵はまた反転攻勢という考えが浮かび深追いは出来ぬはず!補給線に戻り物資を整えてからまた戦線復帰!敵に見抜かれるまでは暫くこれでいく!」
兵士「おぉ!!!」
スア「皆!自分を信じよ!必ず救援が来る!」
次回:騎馬の影
色々おかしいかもですが本当すいません…。次回はもっとリハビリ回みたいにならぬようします。
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