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「うぅっ…、」
「お兄様ッ、!」
「黃….」
「どうしたんです、
お母様っ…?」
「そんなことよりお兄様がッ」
「いいの、」
「柑は後」
「はッ、…?」
「とにかく黃、」
「あなたはこっちに
おいでなさい。」
「これが柑の
血液の検査結果」
「はぃ….」
「何かあっては
いけないと思い
調べてもらったの」
「そしたらね、」
「微量の毒が
混じっていることが
分かったの」
「そんなッ、」
「毒の投与された
おおよその時刻は」
「柑が倒れる直前」
「あなた、今日」
「お菓子を作ったわよね。」
「は…..ッ?」
「僕を疑っているのですか!」
「可能性はあるもの。」
「私は出来上がる直前に
抜けてしまったから。」
「しかしッ、お母様!」
「柑様が目を覚ましましたッ、!」
「ねぇ、柑」
「私が誰だかわかる」
「お母様、」
「もう大丈夫な
ようですね。」
「えぇ、自室に
戻っていただいて
構わないわ」
「では失礼します。」
「あなたはね、柑」
「毒を盛られたの」
「え…?」
「まだ誰だかは
分からない」
「そんなのッ、怖いよっ」
「早くこの城から
追い出してッ」
「見つかり次第ね…?」
「….、っ」(黃見
「…?」
「こいつだッッ、」
「ぇ…?」
「こいつが
毒を盛ったんだ!」
「そんなことッ、!」
「酷いぞッ」
「自分が何も出来なくて」
「次期王になれないからって!」
「まぁ…」(驚
「僕のこと殺して
自分が王になる
つもりだったんだろ!!」
「僕は知ってるぞ…!」
「お前、僕のこと
嫌いだったろう!」
「よそよそしい態度とって」
「兄弟じゃないみたいにッ…」
「そんなことっ、!」
苦手ではあったけど、
距離を取ったのは
お兄様じゃんか!!
「僕が少し悪口言うと」
「遠くから睨んできて!」
「そんなことしてないっ」
「僕に恨みでも
あったんだろう?」
「…!!」
ダメだ、
反論する隙間がない
押されている…
毒なんて知らないのにッ
このままじゃ__
「とにかく僕はッ、」
「何もしてな__ッ」
「黃、こっちへ。」
「お母様ッ、」
「早くいらっしゃい」
「ねぇ、黃。」
「嘘はつかないで、
話してご覧なさい」
「僕はッ、…!」
「何もしていません…」
「怒らないから。」
「だからっ、」
「本当に何も…、」
「根拠はあるの?」
「え…、?」
「柑は根拠があるのよ」
「黃かもしれないと。」
根拠、?
お兄様のだって
根拠って言ってるけど
全部真っ赤な嘘なのに?
僕が無実である根拠?
何がある?
お兄様の言葉が全て嘘
それが根拠だけど
信じて貰えるの?
「お兄様の…」
「言葉が、全て嘘」
「これが根拠です。」
「そう。」
「おいでなさい、」
「ここは…、?」
僕たちが住むお城の庭
そこから、離れにある
小さな木の小屋
そこから更に地下へ
地下何メートル
なのだろうか。
「ここで
しばらく過ごしなさい」
「ここにはメイドが1人」
「世話をしに来るわ」
そう言って指されたのは
コンクリート壁の鉄格子
で囲まれた部屋。
あるのは
布団と机とトイレのみ。
なんか…
なんだっけ
前世、?
の時想像してた
牢屋にそっくり
悪者扱いか…、
「では私はもう行くわ。」
「お母様ッ、」
「お菓子作り
またしたいですっ」
「….、っ」
「こんな物騒なことが
あってよく言えることッ、」
「次来た時はお母様なんて
呼ばないで頂戴」
「…、」
「僕、この部屋から
いつか出れるかなぁ…」
「まぁ、何もしてないしな…」
「んん‴….」(起
「はぁ….ッ」
朝かぁ、
お腹すいたな….
コンコン
「黃様、朝食をお持ちしました」
「ぇ…、?」