テラーノベル
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朝ご飯を食べ終わったらお兄は「皿洗ってくるな」と言いながら僕の頭を撫でた後に立ってキッチンに移動した。
ミタマ「そういえばお前、今日学校だろ?」
「準備してんのか?」
ザクロ「うん。してあるよ。心配しないで」
お兄のほうを頭だけ向けて返事をした。
そうしてふと地面についてた手に目を向けた。
影が自分の手を飲み込んでいた
僕は地面から手をゆっくり離した。
手には影なのかまたは別の物質なのだろうか。
黒色のサラサラの液体が手を伝いながら落ちた。
その光景を見たお兄は僕の手を指さしながら言った。
ミタマ「おいザクロ。【ソレ】、自分で調整できるようになれよ」
ザクロ「うん。今のは無意識だった。」
ミタマ「俺との約束、覚えてるよな」
ザクロ「うん。【むやみやたらに使ったらいけない】。でしょ?」
ミタマ「あぁ。」
この約束は初めて自分がこれに気付いた時にお兄と一緒に約束したいわゆる、、掟みたいなやつ?
そんなことを考えてたらお兄は時計をちらっと見た。そして僕に向かった言った。
ミタマ「そろそろいい時間だろ。学校行け」
ザクロ「うん。早めに行っとこうかな」
ミタマ「そうしろ。気を付けてな」
ザクロ「お兄は今日も仕事?」
ミタマ「あぁ。あんまり遅くならないようにするよ」
ザクロ「分かった。」
そう言って僕はリビングから廊下にでて自分の部屋に向かった。廊下は朝なのに少し薄暗い。自分の【ソレ】は暗い場所とか影とかを自由に移動できるものらしいってお兄が言ってた。
頑張って調整したら壁とか地面でもいけるらしい。……知らないけど。
ザクロ「いってきます」
そう言って僕は玄関の框戸を開けて学校に向かった。
家を出てまだそんなに太陽が出てないことに感謝しながら足取りを進めた。毎朝、散歩なのかそれとも暇つぶしなのか鈴がついた赤い首輪をつけた白黒の猫を見つけた。
ザクロ「にゃー」
好奇心で猫に向かった鳴きまねをしてみた。
そうすると何を思ったのか猫のほうも「ニャーン」と甘い声を出した。
何か伝わったのかな……。特に考えないで言っちゃったからな。
猫は気が済んだのか僕の足にすり寄った後にレンガの壁を登り、どこかへ姿を消してしまった。
…早く学校行かないと。
そんなこと考えてるとどこからか揉めてる声が聞こえた。
男子高生「ねぇ。そろそろ告白の返事、頂戴よ」
???「だからお断りしたじゃないですか……汗」
正門の前で高校三年生だろう男子生徒が髪が長い女の子と揉めていた。
女の子のほうは眉を下げ、困っている表情をしていた。スクール鞄を両手でぎゅっと握りしめてもいた。
あのまま正門を通るのもなんか気まずい。
ザクロ「あー…。お兄、ごめんなさい。」
そう言って僕は自分の影の中に入った。
(???視点)
うぅ、、。またこの人だ。
この前の告白の返事はしたはずなのにまるで彼の頭の選択肢は【はい】か【YES】しかないのだろうか。
???「あのっ。いい加減にしてくださいっ!」
「怒りますよっ!」
男子高生「その顔で怒るって?可愛いね」
分かってはいたが諦めが悪い人だ。
うぅ、、お兄ちゃん、、、助けてぇ、、。
???「あのほんとに怒りまっ!」
ザクロ「怒っちゃうぞー(棒)」
男子高生「は?」
ドッコォォォォォォォォォォォン!!!!!!!!!!!!!!!
自分の言葉を言い終わる前に自分の右隣から人が地面から出てきたと思ったらその人は目の前の男子高校生の鳩尾に思いっきり蹴りを入れた。
男子高校生は正門の壁へと背中から勢いよく衝突した。
私は目の前の行動を理解するには少し時間がほしかった。
男子高生「ぅぁ、、、いってぇ、、、。おい!クソガキっ‼いきなりなにすんだっ‼」
ザクロ「……」
男子高生「おいっ‼なんとか言えばどうなんだよっ‼」
男子高校生は怒った顔で助けてくれた彼に怒鳴った。彼は黙ったままゆっくりと男子高校生の前に行き、目の前で屈んで男子高校生の髪の毛を鷲掴みしながら笑っているが目元に笑いがまったくない顔でそう言った。
ザクロ「諤偵▲縺。繧?≧縺?」
男子高生「うあぁぁぁぁっ‼」
彼は喉からさっき聞いた声とは明らかに違う声でそう言った。驚いたのか男子高校生は泣きながらどこかへ行ってしまった。
(ザクロ視点)
ザクロ「ねぇ。大丈夫?」
???「あ、ありがちょうございます、、」
ザクロ「うん。怪我ない?」
???「は、はい。お陰様でっ!」
ザクロ「そう。ならよかった」
「それじゃぁ。僕行くから」
そう言い彼は学校に向かって歩き始めた。
すると後ろから「あのっ!お名前、聞いてもいいですかっ!」と慌てた声でそう尋ねられた。
名前聞かれるようなことしたっけ、、?
ザクロ「名前はザクロです。」
僕の名前を聞いた瞬間に堅く瞑っていた目が光に満ちたきれいな朝焼け色の目が見えた。
ザクロ「君は?」
???「えっ?」
ザクロ「名前」
???「えっと」
僕がそう聞き返すと彼女はこう言った。
オト「名前はオトって言います。」
コメント
3件
ザグロくんかっけぇ惚れたわ(?) 能力なんかね、、つおい、、😘😘😘 オトちゃんが可愛い予感しかしなくてブリッジしそう(は???) 相変わらず小説書くのがうまいなこんにゃろ続き待っとるからな!?
とにかく好きとしか言いようがないよ、、うん。 めちゃくちゃ大好き。なにこれ天才過ぎるでしょ、、🫠🫠
読み終わりました!ザクロくん、影を操れるんですね。お兄さんとの「むやみに使ったらいけない」約束を破ってまで助けに入ったシーン、かっこよかったです。地面から現れて蹴りを入れる展開、想像以上にダイナミックで驚きました。オトさんの朝焼け色の瞳の描写もきれいで、この出会いがどう発展するのか気になります。第2話でここまで世界観とキャラの関係性が見えてくるのは良いですね。続き楽しみにしてます!
#グロ表現、流血表現有り
なつめ
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#最強の殺し屋
犬推し
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78
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