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Ibe_アイビー
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Mnahiko
522
てらのん
53
あぁこんにちは!
二作品行きます
Die of Deathです。
Artful×Pursuer
攻め 受け
キャラ設定とか関係とかは色々改造しました。
なにかおかしいところがあったら教えてください。
そうすれば光栄です。
夕暮れのマップに赤い空が広がっていた。誰もいないフィールドを、一体の怪物が歩いている。
Pursuer
全身を覆う黒い毛
白い頭部
そして血の匂いを求めて彷徨う獣
空腹だった 常に空腹だった
彼にとって世界とは「食べられるか、食べられないか」でしかない
草を食べたこともある 石を齧ったこともある 木も金属も試した
食べてみなければ分からないからだ
だが、一度だけ 二度と食べないと決めたものがある
「……あーとふる」
低い唸り声のような発音
黒いマジシャン。
Artful
昔、Pursuerは彼を食べようとした
腕に噛みついた
だが――
苦かった 信じられないほど苦かった
Artfulの肌についていた化粧が口いっぱいに広がり、Pursuerはその場で吐き出した
あれ以来、Artfulだけは食料候補から外れている、 苦いから
それだけの理由だった…
「またそんなところで立っているのですか。」
聞き慣れた声
振り向くまでもない
黒いシルクハット
白と黒で塗り分けられた顔
Artfulだった。
いつものように黒いステッキを肩に担いでいる
Pursuerは彼を見上げた
「……あーとふる」
「はい、私ですよ。」
「くうふく」
「それは毎日言っていますね。」
Artfulは微笑む、 優しい笑み
だがその笑みの裏で何人殺してきたか分からない
Pursuerはそれを知っている
彼は優しい。 しかし機嫌を損ねた相手には容赦がない
笑顔のまま殺す
それがArtfulだった
「何か食べますか?」
Pursuerは首を傾げた。
するとArtfulはさっき殺した生存者から盗んだリンゴをポケットから取り出した。
Pursuerは受け取る
匂いを嗅ぐ
そして丸ごと噛み砕いた
三秒後
吐いた
「…まずい」
「リンゴですよ。」
「まずい」
「そうですか。」
Artfulは平然としている
Pursuerは人肉以外の食べ物をあまり好まない
それでも確認だけはする
何でも一度は食べる
それが彼の習性だった
「そういえば。」
Artfulが言った
「先日、私を食べようとしていましたね。」
Pursuerの動きが止まる
「……にがい」
「でしょうね。」
「化粧ですから。」
「だめ」
「ええ。」
Artfulは笑った
Pursuerは理解できない
なぜ笑うのか… なぜいつも自分に近づくのか… なぜ逃げないのか。
普通の人間は逃げる
だがArtfulだけは違った
突然
ArtfulがPursuerの腕を掴んだ。
「?」
「少し散歩しましょう。」
「さんぽ」
「はい。」
拒否権はなかった
Artfulはいつも強引だった
優しいくせに強引、 丁寧な言葉遣いのくせに相手の意思を聞かない。
Pursuerは引きずられるように歩く
やがて二人は湖へ辿り着いた
その瞬間
Pursuerが固まった
後退る、 さらに後退る
明らかに様子がおかしい
「どうしました?」
「みず」
「湖ですね。」
「みず」
「いや」
Artfulは目を瞬いた
そして気付く
「ああ。」
Pursuerは水が苦手だった、 苦手というレベルではない
恐怖に近い
湖を見ているだけで震えている
「大丈夫ですよ。」
Artfulは言う
「落としませんから。」
「ほんと」
「ええ。」
「ほんと」
「本当です。」
Pursuerは少し安心した
だが次の瞬間
Artfulは彼の腕を引いた
水際まで
「…………ひっ」
Pursuerが固まる
「怖いのですか?」
「こわい」
「可愛いですね。」
「?」
意味が分からない
だがArtfulは満足そうだった
Artfulは知っていた
Pursuerが怪物であることを
人を食べる 危険な存在であることを
全部知っている
それでも
それでも彼から離れる気はなかった
むしろ逆だった
手放したくない 誰にも渡したくない 自分だけのものにしたい
そんな感情が日ごとに強くなっていた
「Pursuer。」
「?」
「私の傍にいてください。」
突然だった
Pursuerは首を傾げる
意味が分からない
「どこも行かないでください。」
「……?」
「私以外を見ないでください。」
Artfulは笑っている
だが目だけが笑っていなかった
ぞっとするほど真剣だった
Pursuerは考える
難しいことは分からない
言葉も苦手だ
だが一つだけ分かる
Artfulはいつも一緒にいる
逃げない 殴らない 石も投げない 怖がらない
苦いけれど 嫌いじゃない
むしろ――
安心する
Pursuerはゆっくり手を伸ばした
大きな手、 毛だらけの手
それでArtfulの肩を掴む
「……あーとふる」
「はい。」
「いっしょ」
Artfulの目が見開かれる
「一緒?」
Pursuerは頷いた
少し照れたように
「いっしょ」
短い言葉
それだけだった
だがArtfulには十分だった
「そうですか。」
彼は静かに笑う
今度は本当に嬉しそうに
「ではずっと一緒ですね!」
Pursuerは意味も分からず頷いた
「ずっと…いっしょ…?」
「ええ。」
Artfulは彼の手を握る
逃がさないように
失わないように
壊れるほど強く
夕暮れの世界を
奇術師と怪物は並んで歩く
片方は人を食べる獣
片方は笑顔で人を殺せるマジシャン
まともな者など誰もいない
それでも二人だけは不思議と噛み合っていた
苦い化粧の味を覚えた怪物と
そんな怪物を愛してしまった奇術師
歪で、危険で、それでも確かに特別な関係だった
そしてArtfulは心の中で静かに誓う
(誰にも渡さない)
たとえ世界が終わろうとも
Pursuerは私のものだと…
どうでしたか!?
下手ですよね!?やっぱりそうですね!!
語彙力がおかしいんです。許してください…😭
続きは〜…まぁ…いつかは出します。
見てくれてありがとうございました!
コメント
3件
読了したわ!歪で危険だけど確かに特別な二人、めちゃくちゃ刺さった🔥 Pursuerが水を怖がるところとか、Artfulが「落としませんから」って言いながら水際に連れて行く狂気…あれ絶対狙ってるよね(笑)。「苦い化粧の味」のエピソードが二人の関係を一発で説明してて、すごく好き。 「一緒」って短い言葉だけで通じ合える関係性、胸に来たわ…。連載楽しみにしてる!