テラーノベル

テラーノベル

テレビCM放送中!!
テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

手伝い(🏺、🟦)

一覧ページ

「手伝い(🏺、🟦)」のメインビジュアル

手伝い(🏺、🟦)

1 - 第1話

♥

1,251

2025年07月21日

シェアするシェアする
報告する

・何でも許せる方向け・出てくる全てのこと、物、人に関係なし

・ド捏造

・若干シリアス

・短い

・CP表現なし
















































































上全て理解出来た方のみお読み下さい。




書類を届けに来た青井、書類を受け取るつぼ浦。






ピンポーーン

「はいはーい、」

ドアノブが回されて、見慣れた茶髪が見える。

「え、アオセン、!?」

『よ、つぼ浦。』

「は、はぁ??なん、なんで俺の家に、??」

『んや、なんか署長がお前に書類だって。それ届けに来た。』

ヒラヒラと数十枚程の紙が入っているであろう茶色の袋を見せる。

「なんでアオセンが俺の住所知ってるんすか。」

『住所わかんねぇ〜っつってたらネルセンが、警察なる時に皆住所書いてもらってるからそれ見ればわかるって見せてくれた』

「プライバシーの欠片もねぇ…」

『あと俺今外暑すぎて死にそうなんだよね。なんか飲み物ちょうだい。』

「はぁ、?…..部屋とか全然片付いてねェんだけど…」

『いいよ俺そういうの気にしないし』

「俺が気にすんだ!!…くそ、オフなのによぉ…まぁでも部屋の前でぶっ倒れられてもなぁ……はぁ、…どうぞ。」

いつもしっかりセットしてある髪はゆるゆるとノーセット。目にかけているのは厳ついサングラスではなく素朴な眼鏡。シンプルなミルク色っぽいTシャツに灰色短パン。確かにオフ感満載だ。


『わーいありがと』

ふわりとクーラーの冷たさが気持ちいい。

「取り敢えずそこ座ってください。」

『はーい、うわつぼ浦の家とか初めて来たわ。なんかおもろい。』

「どゆことっすか…まぁちょっと待っててください。お茶でいいか?」

『ん、ありがと〜』

ぐるりと辺りを見回すと、どんな派手なのかと思えば案外シンプルで素朴な部屋。

真ん中に丸い白いラグと、丁度いい大きさのまん丸テーブル。直に座るタイプでラグはふわふわだ。そこに青井は座る。

端に中くらいの大きさの机、上にはPCが置いてあり、画面がついている。椅子も置いてあり、周りには書類や本が沢山置いてある。地面にもある。コップが置いてあることから先程までもここで作業していたことが伺える。

「はい、これ飲んだら帰ってくださいよ?」

『わかってるわかってる。』

かぽりと外し、鬼のフルフェイスもふわふわラグにお邪魔する。

青井に冷たいお茶の入ったコップを渡し、すぐにPCのある机に向かう。椅子に座るなりPCを睨んでいる。

『あ、そうそうつぼ浦、書類書類。これ渡しに来たんだから。』

「ん、あぁ、そうでしたね。」

青井が差し出した書類を受け取り中を確認する。

『お前署長からの書類とかなんなの?反省文とか?』

「なわけあるか。…これは署長からじゃなくて勲さんからっすよ。」

『勲?…あぁ、お前の叔父か。』

「そっす。」

じーーっと書類を読み込んで、なにやらPCに打ち込んでいる。

『なに、お前なんの作業してるの?』

「別になんでもいいでしょ。」

『気になるやん』

「…まぁ、叔父さんの手伝いっすよ。」

『2週間も休んで?』

チラリとつぼ浦を見る。

「…..何が言いたいんすか」

PCに向かっていたオレンジの瞳が青井に向けられる。いつもはサングラスに隠れているその瞳は眼鏡になったことであらわになっている。青井もいつも被っているフルフェイスを外していることで二人の目線はバッチリと合う。

ミーーンミーーーンと、うるさい程の蝉の声。

『…別にぃ。大変だねって。』

「…まぁあの人、人使い荒れェからな。でもお世話になってるんで、恩返し的な感じっすね。」

『ふぅん。忙しいね。』

「程々っすよ。」

カタカタ…カタ、カタカタ。

静かにタイピングの音が響いた。



ギュッと靴を履いて、トントンと整える。

『んじゃ、帰るわ。』

「はい。書類、ありがとうございました。」

『こちらこそお茶ありがとう。生き返ったわ。』

「うす、じゃあ。」

『ん。』

キーーー…っと扉がしまる、

『あ、待って。』

「なんすか?」

途中で、青井が制止する。

『んや、ちょっとした事だけど、…お前、あんまり危ないことに足突っ込んじゃダメだよ。』

ピタリと、つぼ浦が止まる。

「………よくわかんないすけど。」

『俺もよくわかんない。じゃあね。引き止めてごめんね。』

「いや、、…はい。まぁ、また出勤した時に。」

『ん、熱中症気をつけて。』

「アオセンも。」

キーーーーっと、今度こそ、パタリとしまる。

遠くでミーンミーンと蝉が鳴いて、その音を聴きながら青井はカンカンと階段を降りていった。


手伝い ー終ー



この作品はいかがでしたか?

1,251

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚