テラーノベル
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綺麗な夜空は今にも泣きそうなほど私の心に鋭利なものを突きつけてくる
だから私は呪いに逃げている
「ねぇ…」
その声は優しくて、遠くにいるはずなのに囁いているようなそんな感覚があった
背中がゾクゾクと震え上がり、今にも倒れそうだった
「…なぁに?」
言葉の一つ一つが呪いによって優しい言葉に変換されて、私の心にゆっくりと突き刺してくる
「キミは…生きているの?」
そんな声が聞こえてきて崩れそうだった
「…生きてるに決まってるでしょ?」
「じゃあなんで『見』えないの…?」
「…呪いの影響を受けているから」
答えなんて無かった…私は今、嘘をついた
嘘をつくなんて、そんなの大罪に決まっている
だから、私はみんなから姿が見えないのだ。
「…ねぇ、本当のことを言ってよ」
「キミはここにはいないんでしょ?」
その言葉がグサッと突き刺さり、血を吐いてしまいそうだった
「…なんで信じてくれないのさ」
「みんなそうやって私の存在を否定して…」
「ボク達だって信じたいよ!!」
…嘘つき
「嘘つきは罰せよ」
その言葉であの人の姿は見えなくなり、声も聞こえなくなった
「…信じないからこうなるんだよ」
「それじゃ、私はみんなに挨拶してくるよ」
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呪いの中に生きている「私」をもっと見たい!続き書いて!