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ルフィですかッッッ!?!
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「───最ッ悪だ・・・!」
ルフィくんとはぐれてしまった。
土地勘無いどころか世界ごと違うのに、どうしたらいいんだ。
むやみに歩き回るのも怖いけど、ここで待ってるわけにもいかないし・・・。
( とりあえず、船の方に戻りながら探すか・・・ )
肉の匂いがする方を探せばいいか。
そう思いながらルフィくんを探していると。
「姉ちゃん、1人か?」
( うわァァアなんか来たァァア!!! )
なんかもう、ゴツゴツしが男の人がふたり、私を挟むように声をかけてきた。
「なぁ、おれ達と遊ばねェか?」
「いや、人を探してるんで・・・」
「何だったら一緒に探してやろーか!?」
「結構です・・・っ」
まずい。
どうしよう、どうしよう。
頭の中でそれだけがぐるぐる回る。
解決策なんか浮かびやしないし、男二人から逃げ切れる気もしない。
( ルフィくんのバカァァア!!!! )
元はと言えばよそ見をしてた私が悪いけど、もう本人がいないなら心の中でけちょんけちょんだ。
今助けに来てくれたらもう好きなだけお肉あげるから!!
お願いだから助けて誰か!
「なぁ、姉ちゃんみたいな可愛い子置いて遊んでるやつなんか放っといて、おれ達と遊ぼうぜ!」
「あぁ、そうしようぜ!」
「・・・ちょ、離してください!」
なんでみんな見えてないかのように素通りなの!?
この世界はこれが普通なの!?
もう無理だ、と半ば諦めかけたとき。
「何してんだ、お前」
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