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インターホン を 鳴らす 俺 。
俺 は 、 扉 の 前 で にこ ゞ と 気味 が 悪い くらい に 微笑んで いる 。
出て きた の は 、 いるま だった 。
「 いるま ! 」
「 … もう 来んな って 言った だ ろ 。 」
「 … 何で そんな 酷い こと 言う の ? 」
その 瞬間 、 俺 は いるま に あの 包丁 を 突き つけて いた 。
「 お 家 入れて よ 、 俺 いるま と 話したい こと いっぱい ある ん だ ~ 」
いるま は 扉 を 閉めよう と して いた 。
あ ~ 、 やっぱり もう 駄目 な ん だ 。
俺 は すかさず 足 を 家 の 中 に 突っ 込んだ 。
「 逃がす 訳 ない じゃん 。 」
扉 を こじ開け 、 いるま の 手 を 掴む 。
「 ずっと 一緒 だ よ って 言った の に 。 」
俺 は いるま の 手首 に 手錠 を 掛けた 。 それ は … やっぱり 、 イニシャル 付き の 手錠 だった 。
もう 片方 側 を 自分 の 手首 に 掛けた 。 俺 は とても 嬉しそう に 言う 。
「 離れない で ね 」
「 嘘 だ よ … 絶対 … 」
見覚え の ある 包丁 と 手錠 。 俺 から の 大量 の 未読 の メッセージ が 連なる トーク 画面 。
こんな に 証拠 が そろって いて 、 嘘 な 訳 なかった 。
「 きっと 、 あの 夢 は … 夢 じゃ なかった ん だ 。 」
いつか 見た 、 いるま に 置いて いかれる 夢 。 いるま は ただ の 夢 だ って 言った けど … それ も 隠す ため だった の かな 。
「 あれ は 、 本音 だった ん だ ね 。 」
小さく 笑う 俺 。 もう 笑う しか ない 。 だって … こんな 酷い 結末 って ある ?
きっと 、 俺 が この 事 を 思い 出した って 知られた ら 、 また いるま は 俺 の こと を 捨てる だ ろう 。
「 重い し 、 我儘 … か 。 」
… いるま の せい だ 。 甘い 言葉 ばっかり 囁いて 、 俺 に 依存 させて … 捨てる 。
俺 は いるま の こと を 愛してる だけ な の に 。
… 今度 は 、 捨てられる 前 に …
「 俺 の こと 1人 に した いるま の せい だ よ 。 」
いるま 、 人 は 変えられない よ 。 記憶 が 完全 に 無くならない 限り ね 。 もう うんざり する ほど 分かって しまった から 。
俺 は 、 包丁 と スマホ を 持って 監禁 部屋 に 戻った 。